こんにちは、さにれたです。
このブログではライブ配信のコツや始め方、機材についての初心者向けの解説
そして、音楽活動のコツ、などをまとめています。
今回は、知り合いから寄せられた以下の質問にお答えします。

路上ライブをしたいんだけど、必要な道具って何があるかな?アンプなしでも大丈夫?

路上ライブはアンプ以外にも、沢山重要なものがあるから、それぞれ理由付きで解説していくね!
私も過去に都内で路上ライブを毎週のようにしていた経験があります、その時の経験から本当に重要なものを記載いたします。
もちろん場所や時間帯等も路上ライブでは重要ですが、今回は路上ライブに必要なものだけに特化してまとめました。
路上ライブをこれからやろうとしている人はぜひ参考にしてみてください。
- 路上ライブに欠かせない必須機材
- 路上ライブであった方が良いモノ
路上ライブに欠かせない必須機材

まずは路上ライブに絶対に欠かせないものから解説していきます。
電池駆動アンプ
雑踏の中で声やギターの音は5m先にギリギリ聞こえるかどうか程度にしかなりません。また聞いてくれる人がいたらその人たちが壁になってしまい、その奥には完全に音は届きません。
路上で街行く人に聞かせようとしに行くのにアンプが無いのは本末転倒なので必ず用意しましょう。

路上用アンプはどういう視点で選べばいいのかな?

電池駆動で耐久性のあるものが良いよ!
目安としての予算は2万~4万円です。ちょっと高めですが、音質や規模間に影響を与えるので今回紹介する機材の中では一番予算を取りましょう。
ダイナミックマイク
マイクは必ずダイナミックマイクを使いましょう。コンデンサーマイクは屋外では使い物になりません。
路上ライブではマイクの性能にこだわるより、パフォーマンスのしやすさや、取り回しを重視して安価で質の高いマイクが便利です。また、音質はほとんどアンプで決まるのでマイクの性能にこだわる必要はありません。
おススメのマイクはサウンドハウスのCM-5Sです。安価で買えるのに十分な音質です。
↓のレビュー記事で音質チェックもできるので確認してみてください。非常に優秀で安価なためどこにでも気兼ねなく持ち歩いていけます。
音楽現場でもよく見かける定番マイクですね。今はちょっと値上がりしましたが、それでも値段がおかしいです。
マイクスタンド
マイクスタンドも必ず用意しましょう。ハンドマイクで楽器を使わないという方も、両手で握手をしたり、少し遠くで聞いている人にフライヤーを配ったり、マイクを置きたくなるケースは割とあります。
マイクスタンドには看板を取り付けたり譜面台やスマホスタンドをセットしたりできるものもあり、マイク置き以外にも役割は沢山あります。
とはいえマイクスタンドも高いものが多いので私はサウンドハウスのブームマイクスタンドを使っていました。

こちらも定番商品ですね。耐久性も持ち運びにも便利なマイクスタンドで、2000円程で買えるのは破格です。

たしかに譜面台やスマホがおけると便利だね!

うんうん!あとは看板も凄く重要なんだよ!
大きめの看板
看板は名前を書いたり、フライヤーをセットしたりとかなり重要な役割があります。
路上ライブを見た人があなたの演奏を気に入った際に、アクションを起こせるかどうかが決まります。
いくら上手だと思われても、名前もどこで活動してるかも分からない相手には何もできません。
遠くから見える大きな看板に大きめに名前を書いて用意しましょう。ちなみに私はA2サイズの紐付きホワイトボードをカートにかけて使っていました。

次のライブ予定とかも書いた方が良いかな!?

文字が小さくなるから、名前だけでいいよ!
路上ライブをしていると分かりますが、わりと観客は遠目からも見てくれています。
日本人の気質もあるかもしれませんが、かなり遠くから聞いている方もいます。様々な場所で行っていると歩道橋や少し高い位置から聞いてくれる人など、多くの方に名前が分かるように大きな文字で自分の名前を書くのはとても重要です。まずは名前を売りましょう。

あんまり沢山情報があると何が書いてるか分からなくなるよ・・。
他の人の路上ライブを見かけたら看板を見るようにしましょう。文字が小さいくて分かりにくい人って割と多いです。目標としては8m先からざっと見ても分かるようにしましょう。
ただ、次に紹介するフライヤーを用意している場合は、『フライヤーあります!』と主張するのも大事になってきます。
フライヤー
フライヤー(ビラ・ちらし)はファンになってくれる可能性がある人を確実に掴みに行く必須の道具です。とはいえ、ライブやCD販売に合わせて刷り直しをするのは大変なので、いつでも使える万能なフライヤーをのほうが便利です。TwitterやHPのアドレスやQRコードなどを記載して、年間共通で配れるものを用意しておくとよいでしょう。
立ち止まる時間が無くてもフライヤーがあれば手に取っていってくれる人は多いです。次のアクションに繋がるので必ず用意しましょう。

デザインは苦手で・・パソコンも使えないしなぁ・・

フライヤーはお金を出してでも用意した方が良いよ!
いざというときの名刺代わりにもなりますので本格的に活動をするなら確実に用意しましょう。絵が苦手な人もなんとか知り合いにデザインを頼んで用意してるのもありです。路上ライブを見に来てアドバイスをくれるマネージャーのような存在になってくれることもありえます。
また、どうしても頼む相手がいない、地力でも製作できない方は以下のようなサービスを利用しましょう。お金はかかりますが、テキストや写真を送るとデザインを作成して印刷してくれます。
ネット印刷の手軽さで印刷会社のクオリティと安心を。【いろぷり】

紙自体は安いものでも良いですが、配った枚数=新規ファンと考えてなるべく大量に印刷することをオススメします。まとめて印刷すると印刷費用も安くなりますし、『今日は何枚配ろう!』などと目標設定にもしやすいです。とりあえず500枚ぐらいから始めてみるのが良いかなと思います。路上以外での通常のライブやライブハウスへのあいさつ回りでもCDより気軽に渡せますからね。
路上ライブであった方が良いモノ

続いて、路上ライブにおいてあった方が良いものを解説していきます。
チップ回収箱
チップ(投げ銭)回収用です。経験則ですが、用意をしてないとチップは絶対に入りません。
その日のご飯代ぐらいは稼げると思いますし、何よりモチベーションアップにつながるので必ず用意しましょう。
ギター弾き語りなら、演奏している1m斜め前ぐらいにギターケースを開いておくのが良いでしょう、聞き手からして入れやすい距離感です。

置く位置も大事なの?

目の前過ぎると邪魔になりそうで近寄れないって人は多いみたい!
チップをもらうことを目的にし過ぎるのもよくないですが、楽曲の製作費などに充てられるようになると活動も楽になります。
キャリーカート
ほぼ必須なんですが、車移動の方などもいるとは思うのであったら良いものに分類しました。アンプの持ち運びはかなり重労働なのでキャリーカートがあるとかなり便利です。
タイヤが4つあり、耐荷重の高いものを選ぶと取り回しがよいのでオススメです。
カートは路上ライブの前後での疲労感に大きく影響します。アンプと同じく予算をしっかりとって良い物を選ぶのが良いでしょう。
防寒器具
冬場限定ですが使い捨てカイロはかなり重要です。
寒い冬の路上で起こるトラブルなのですが、体温が低下すると演奏やクオリティにかなり影響します。特に手です。楽器を演奏する手がかじかんで普段より動きにくくなります。演奏中はある程度体が温まりますが、風の強い日などは少しでも温められるものがあるとだいぶ違います。
まず、使い捨てカイロはあらかじめ開けておきましょう。冬場は必須です。
完璧な寒さ対策をするならアームウォーマーもオススメです。とにかく手を守りましょう。

冬場はそんなに大変なんだね・・。

満足いかないパフォーマンスになるぐらいならやらないっていう人もいるよ!
路上ライブを活動の中心にしていない場合は、冬場はやらないというのも手段です。私は東京近郊での活動でしたが、それぐらい冬は路上ライブをするには厳しい環境です。
スマホスタンド
路上ライブをしながらライブ配信をしたい!という方も増えていますよね。あるいは譜面代わりにスマホを使うケースもあるかと思います。そんな方はスマホスタンドを用意しておくと何かと便利です。
マイクスタンドに取り付けられるタイプのスマホスタンドだと安物は危険です。スマホが落ちて壊れる危険性があるので、ハーキュレス等の安定性に定評のあるブランドのものを選びましょう。
そして最後はCDグッズ関連ですね。
CDやオリジナルグッズ
路上とはいえせっかくのライブなのでCDやオリジナルグッズを作成しておくのは大事です。CDがあるかないかで大分印象は変わりますし、意外と手に取ってくれる人は多いですよ。

好きなアーティストのグッズを直接受け取れるってなったら路上ライブ行っちゃうね!

サインしてあげたりとかね!路上ライブならではのお客さんとの近さを活かしていこう!
CDの自主製作やレコーディングについては下記記事でまとめていますので、興味がある方はチェックしてみてください。
まとめ
今回は路上ライブ用の機材について解説いたしました。他にも以下のような音楽活動者向けの記事をたくさん書いているので興味がある方は見ていってくださいね。
↓オリジナル曲をサブスクリリースする方法↓
↓オリジナル曲を作成依頼する方法と相場↓
↓音楽活動者向けの顔出しなしの配信アプリ↓