こんにちは、さにれたです。
このブログではライブ配信のコツや始め方、音楽活動のコツ、
そして、機材についての初心者向けの解説などをまとめています。

ダイナミックマイクのおすすめある?

すごいコスパの良いマイクがあるよ!
配信・カラオケ・ライブ、他にもスピーチやイベントでも活躍するダイナミックマイク。どの製品が良いのか気になりますよね。
今回は約1000円で買えるダイナミックマイク、CLASSIC PROの『CM5』を紹介していきます。
- CLASSIC PRO CM5の基本情報
- CLASSIC PRO CM5の音質確認
- CLASSIC PRO CM5の良い点
- CLASSIC PRO CM5の悪い点
CLASSIC PRO CM5の基本情報

まずは基本情報を見ていきましょう
CLASSIC PRO CM5の基本スペック
CLASSIC PRO CM5はSHURE SM58を意識したモデルであると思われます。
※SHURE SM58はライブハウスやレコーディング等においてダイナミックマイクの業界標準、いや世界標準と言えるほど使われており、ダイナミックマイクの王様のような存在です。
SM58の音質特性は中音域の存在感があり、コンプレッション感も強いマイクと言った感じです。
さて、CM5の基本性能ですが、SHUREと並べて表にしました。
名前 | CM5 | SM58 |
出力インピーダンス | 600Ω±30% @1kHz | 150Ω |
感度 | -73dB±3dB | -54.5dBV/Pa(1.85mV) |
周波数特性 | 80Hz-15kHz | 50Hz-15kHz |
指向性 | 単一指向性 | 単一指向性 |
出力コネクタ | XLR3ピン(オス) | XLR3ピン(オス) |
長さ | 約16㎝ | 約16㎝ |
重さ | 約255g | 330g |
付属品 | マイクホルダー(変換ネジ3/8-5/8インチネジ対応)、ハードケース | マイクホルダーA25D、マイクポーチ |
サイズや付属品も含めてSHUREのスペックに寄せてる感じがしますね。
付属品も必要十分の付属がありながら実売1000円前後というのが衝撃です。
スペックを見た感じだと1000円のマイクとは思えませんが音質はどうでしょうか。
CLASSIC PRO CM5の外観・付属品

CM5の見た目はこんな感じです。
付属品は、 (変換ネジ3/8-5/8インチネジ対応)
- CM5マイク本体
- マイクホルダー
- 変換ネジ(3/5-5/8インチネジ対応)
- ケース
マイクホルダーはプラスチック製で値段なりのつくりです。しかし、変換ネジは金属製でしっかりしています。マイク本体も
ケースはサイズぴったりにウレタンが敷き詰めてあって保管は非常に楽です。
付属品は値段を考えると十分すぎますね。
とはいえ、マイクの本分は音質です。いくら安くても音質が悪ければ使い物になりません。
次の項目で声や楽器の音声を聞いてみましょう。
CLASSIC PRO CM5の音質確認

安いとは言ってもマイクは結局音で選びますよね。
まずは喋り声を録音しました。聞いてみてください。
ノイズ等もなく、テレワークや雑談などの配信なら十分すぎる品質ですね。とても1000円前後のクオリティとは思えません。
同じ音声データにエコーを足してみました。
いかがでしょうか。エフェクトもきれいにかかっています。コンデンサーマイクと違って、ぺちゃぺちゃ口が鳴るリップノイズなどが乗りにくいためか、非常に聞きやすい音声になっています。
さて次は楽器の聞こえ方をチェックしましょう。ギターのストロークを録ってみました。マイクはギターのサウンドホール付近に配置しています。
楽器録音も悪くないですね。アコギのサウンドホールから鳴っている低音の反響もしっかり聞こえます。配信などで使うには十分な音質ですね。
ただ、音源製作などではこのままだとモコモコしているのが気になります。少しEQで調整して聞こえやすくしてみましょう。するとこんな感じです。
もとも良くとれていましたが、簡単な調整で更に使いやすい音になりますね。
SNSにアップする簡単な弾き語り音源や、作曲のデモ製作などであればこれ1本で全て済ませられそうです。
最後に、指弾きでの演奏も録音してみました。まずは無加工のものから。
1本1本しっかり聞こえてきますね。なぜこのマイクが1000円で売られているかよくわかりません。
そして今の同じ演奏音源をリバーブやEQで軽く補正するとこのような感じになります。
リバーブやEQのノリも良い感じです。
アコースティックギターの録音では2本で録音すると、音源製作時により幅広い表現が出きるので、2本買ってマイキングするのもアリです。2本買っても2000円ですからね、とにかく値段が安すぎます。
CLASSIC PRO CM5の良い点

このマイクのメリットは『圧倒的なコスパの良さ』という点でしょう。
ただ、もちろんただ値段が安いだけではなく、『安いのに十分な音質』『安いのにそこそこ剛性がある』『安いから雑に扱え保管に手間がかからない』といった値段が安いことによる使いまわしの良さと、十分な音質がこのマイクの最大のメリットでしょう。
特に屋外での使用など、環境が良くないところでも利用しやすいため、路上ライブをする際などの強力な味方になってくれるでしょう。
万が一故障したとしても、1000円なのですぐ新品を買いなおせますからね。
CLASSIC PRO CM5の悪い点

最後にCM5の悪いところですが、結論、ありません。
この価格で不満に感じるところは一切ないと言えます。
ただもちろん、やはり音質にこだわっていく中では、CM5がベストな選択肢にはなるかと言われると何とも言えません。
十分な音質で音を録ることができますが、ただあくまで70-80点を出せるといった感じなので、音にこだわり始めた際や、音質向上が必要な場合には、やはり別のマイクを用意することになるでしょう。
ただ、『最初の1本』や『路上ライブ用』『在宅でのデモ製作』などのフランクな利用用途に置いていえばベストマイクと言えるでしょう。
今回紹介したCM5の紹介リンクを最後に貼っておきます。
CM5をサウンドハウスで見る
そしてスイッチ付きのCM5Sというのがあるのですが、配信用途などではこちらが便利でしょう。スイッチの有無以外は値段も同じなので好みで選んでみてください。
CM5Sをサウンドハウスで見る
まとめ
今回はコスパの良いダイナミックマイク『CM5』の紹介でした。初めてのダイナミックマイクにも、2本目業務用にも、便利で安価なマイクなので1本用意してみるとよいですよ!私は家に3本もあります。
コンデンサーマイクが気になる方は↓の記事で私のオススメのコンデンサーマイクを音付きで紹介しています。良ければご覧ください。