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弾き語り向け路上ライブ用のアンプの選び方と、おすすめアンプ5選

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こんにちは、さにれたです。
このブログではライブ配信のコツや始め方、音楽活動のコツ
そして、機材についての初心者向けの解説などをまとめています。

今回は以下のような質問にお答えします。

路上ライブをしたいんだけどアンプのオススメを教えてほしいよ!

OK!そしたら今回は路上ライブ用のアンプの選び方と、おすすめを紹介していくね!

路上ライブ用のアンプは数は少ないですが、実際に選ぶとなるとどういう着眼点で選べばいいか分からないですよね。
今回は路上用アンプを3台所持し、路上ライブ経験が1年以上行っている経験を踏まえて、路上用アンプの選び方と、おすすめアンプを紹介していきます。

実際に路上ライブをした際の経験談も踏まえて解説していきますのでよければ参考にしてみてください。

この記事で分かること
  • 路上ライブにアンプは必要か
  • 路上用アンプの選び方・ポイント
  • おすすめアンプ
  • 路上アンプの電池問題の解決策
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路上ライブにアンプは必要か

まず、路上ライブをするのにアンプが必要かどうか、という点ですが

間違いなく必要です。

例えば、アコースティックギターのストローク演奏と、生歌がどこまで届くかというと、だいたい綺麗に聞ける距離が2~4mぐらいです。(トンネル状の空間で6~8mほど)
近くないと聞こえないんですよね。しかも、何人か人が止まって聞いてくれたとしても、その人たちの後ろの方向にはもう音は届きません。
せっかく勇気をもって路上ライブをする=多くの人に無作為に聞いてもらえるというメリットがあるのに、メリットをつぶしてしまいます。また、ギターと生歌の音量や音質バランスをとるのもアンプなしでは困難で、クオリティは低くなりがち=聴いてもらえないという悪循環になります。

公園で生歌で歌ったり、ギターを練習している人などを見たことがある方、考えてみてください。あえて長時間足を止めて聞こうと思いましたか?
生歌だと練習か何かだと思われる可能性もあります。路上ライブかどうかも分かりにくく、リスナー側も、立ち止まって聞いてもいいものか考えてしまいます。

以上のような理由からアンプは路上ライブには必須アイテムとなります。

路上用アンプの選び方・ポイント

次は路上用アンプの選び方を紹介していきます。

音質・音量

まず、路上アンプ選びの最大のポイントは音量です。音量が低いアンプは使っても、生歌と同じようにかき消されてしまいます。なので、ある程度の音量を確保しているアンプを選びましょう。
活動状況によっては、音響設備のないカフェ等に呼ばれて演奏するケースも出てきます。そういった際にも対応できるので、せっかく用意するなら音量は重視しましょう。
音が小さくていい場面ではボリュームを下げればいいだけですが、音量をアンプの性能以上にあげることは不可能なので、音量がしっかり出るものを選びましょう。音量の目安はワット数などで見ますが、明確な指標はありません。

そして音質ですが、路上ライブだと雑踏や車の音など、環境が悪いので音質はそこまで気にされません。ただ、それでもある程度のラインをクリアしたものでないとガビガビした音を周りに届けることになるので、聞いたことのないメーカーの製品等はやめましょう。

連続稼働時間(電池の持ち時間)

音質と同じぐらい重要なのが連続稼働時間です。これは単純に最大何時間連続でパフォーマンスできるかというところにかかわってきます。
路上ライブ行う場合は場所を選定したり、天候不良で中止になったり、そもそもライブを行うまでのハードルが高いので、せっかく行うなら長くやりたいものです。それに、想定した時間になっても、お客さんが多く留まってくれていたり、盛り上がってきて想定よりも長く演奏したりするケースというのはかなりあります。

また、ユニットなどの複数人で行う場合は、日程が決まりにくくフットワークも重くなりがちです。そういった場合は、予定のあった日に朝から場所変えながら丸一日、路上演奏に精を出すというケースも想定されます。
他にも、直前にカラオケやスタジオで確認のリハーサルを行いたい場合は更にバッテリー時間が気になるものです。
今までの経験からすると、一人での活動だとしても最低でも4ー5時間。複数名なら6ー8時間は必須ですね。あとは長ければ長いほどいいです。

そして、そもそも電池駆動や充電駆動しないものは基本的に使えません。※持ち運べる電源もありますが、重い&値段が高いので今回は除外しています。

入力数

入力数とは、接続できる楽器やマイクの数を表します。たとえばマイク入力1ギター入力1だとすると、マイク1本、ギター1本が接続できる、と言った形ですね。弾き語りなら最低でも入力が2つ必要になります。
複数名で使う可能性がある場合は入力数の多いものを選ぶとよいでしょう。

機能性

機能に関してはアンプ独自の特色がでてきます。用途に合わせて選びましょう。なお基本的な機能としてリバーブ(エコー)エフェクトは必須です。
また、アコースティックギターを弾くならアコースティックギター用にフォーカスされたプリアンプがあると安いエレアコなどでも十分な音質になります。アコギ弾きの方はアコースティックギターに特化しているかも注目しましょう。

まとめると、音量が出て、音質はそこそこでバッテリーが長持ちのがいいんだね!

そんな感じだね!あとは次の『おすすめアンプ』の項目で細かい機能と、どんな人にオススメかを解説していくよ!

おすすめアンプ

では、いよいよおすすめアンプを紹介していきます。

Roland AC-33

まずは私の一番愛用していたアンプ、RolandのAC-33を紹介します。このアンプの特徴はアコースティックギターにフォーカスしたEQやプリアンプです。安い2ー3万程度のエレアコでピエゾピックアップだったのですが十分バランスよく音つくりが出来ました。またハウリングしやすいエレアコ対策にノッチフィルターがついており、アコギに特化していて初心者でも非常に使いやすいアンプです。
また、リバーブの質がよく、弾き語りに1番フィットしたアンプでした。他にも、ルーパーによるその場で多重録音して演奏することも可能なため、一人での演奏でも打音をいれたりコーラスを作っていくことが可能です。ライブならではのパフォーマンスができます。


唯一弱点があるとすると、リバーブエフェクトがギターとボーカルそれぞれに個別でリバーブの量を決められないことです。ただボーカル基準で設定すれば、そこまで気になりませんでした。

音質良い
価格普通
入力数MIC 1 , GUITAR 1
ワット数15W x 15W
電池・稼働時間単3電池8本で8-9時間
機能アコギ用プリアンプ(EQ)、ノッチフィルター、ルーパー

路上ライブだと、高いギターは持ち運びたくなかったので、安いギターで十分な音質に替わってくれるこのアンプが1番使い勝手が良かったです。

サウンドハウスでAC-33を見る

Roland Cube Street

RolandのCube streetは路上ライブの大定番アンプです。いくつか後継機がでていますが、初代となるこのCube streetは、ギター用のアンプシュミレーター、各チャンネル別でかかるリバーブ、BGMを流すことのできるAUX端子があり、1世代目とはいえ、何でもできるようになっています。
また、2.5W×2といった控えめの電力ですが、路上演奏に十分適した音量と音質を兼ね備えています。

アコギ用のプリアンプはないため、アコギを繋ぐ際は音つくりに少し苦労します。印象としてはマグネティックピックアップとの相性がよく、ピエゾピックアップだと少しジャリジャリ感が強い感じですね。

弾き語り以外に、BGMをバックにギターを弾いたり、エレキギターやピアノも接続したいという場合は万能なCube streetが選択肢に上がるでしょう。値段も手ごろです。

音質普通
価格安い
入力数MIC/LINE 1 , GUITAR/INSTRUMENT 1
ワット数2.5W x 2.5W
電池・稼働時間単3電池6本で15時間
機能個別リバーブ、エレキ用アンプシュミレーター
サウンドハウスでCUBE Streetを見る

Roland Cube street EX

大勢で演奏を楽しんだり、セッションをしたり、複数名での編成の場合はCube Street EXがおすすめです。
単3電池8本で最大50Wのステレオ出力が可能になっており、音質・音量ともに最高峰です。また、3段階で電力を切り替えることができるため、演奏環境や演奏時間に合わせて調整が出来ます。(最大20時間の連続稼働可)
入力数もAUXはもちろんのこと、XLR×2、LINE IN(ステレオ)端子があるため、ギター+ボーカル+キーボードなど、複数楽器でも接続・演奏可能です。野外セッションやバンド編成などで演奏する際にはアンプを増やさずに演奏者を増やせるのでコスパの良い1台です。

エレキギター用アンプシュミレーター(Clean, Crunch, Lead)以外にもアコギ用プリアンプも搭載されているため弾き語りにおいても十分な品質を出すことが出来るモデルです。

音質良い
価格高い
入力数XLR(MICやGUITAR等) 2 , LINE 2,AUDIO IN,AUX
ワット数10W-50W
電池・稼働時間単3電池8本で5-20時間
機能個別リバーブ、アコギ用プリアンプ
サウンドハウスでCube Street EXを見る

BOSS Cube street Ⅱ

Cube streetシリーズでアコースティックギターを使った弾き語りライブをするならCube StreetⅡがおすすめですね。21年9月25日発売の新製品です。アコースティック用のアンプシュミレーターがかなり良く、3種類も搭載されている為、どんなギターでも音つくりに困らないでしょう。

また、ルーパーがあり、多重録音してのパフォーマンスも可能です。
そして、目玉の新機能としてハーモニー機能が追加されています。これは声にハーモニーやユニゾン(同音のハモリ)を足すことが出来ます。別売りのフットスイッチを使えば曲中にON・OFFを切り替えることが出来るので、サビで音を厚くしたり、展開を付けられるため、ボーカルエフェクターなしで幅広いパフォーマンスが可能になります。
路上ライブでは単調な演奏よりも、少しでも変化を付けて一人でも多くの人の足を止められれば、ワゴン効果によって人がどんどん寄ってきてくれるので、様々なパフォーマンスが出来るこの機種は弾き語り路上ライブの大本命と言えるでしょう。
バッテリーの持ちも十分あり、音量・音質ともに旧Cube streetよりパワーアップしています。

音質良い
価格普通
入力数MIC/GUITAR 1 , MIC/INSTRUMENT 1
ワット数5W-5W
電池・稼働時間単3電池8本で8時間-14時間(モードによる)
機能ボーカルハーモニー機能、アコギ用アンプシュミレーター、エレキ用アンプシュミレーター、個別リバーブ、ルーパー
サウンドハウスでCube street Ⅱを見る

音量・音質・機能・稼働時間どれも良い感じだね!

単身で路上ライブするならこの機種は圧倒的に使いやすそうだね!

CLASSIC PRO PA-BOX

CLASSIC PROのPA-BOX2万円という安さでマイクとケーブルまでついてくるコスパ製品です。また、本体そのものがキャリーになるため、持ち運びにも便利です。アンプの持ち運び用のキャリーは必須なため、そういった部分も含めコストを下げるには非常に良い選択肢です。弱点としては、音質を操作するEQやリバーブ等はチャンネル個別に掛からず、音質を細かく詰めれないこと。音にこだわりたいならこのアンプ1台だけでは痒い所に手が届かない感じですね。

もちろん、音源をバックに流しながらハンドマイクで音源を元にライブをする方ならこれで十分でしょう。
路上ライブ入門にも良いですし、拘るようになったときは余った予算で外部エフェクターで音つくりをしてみるのもいいでしょう。なにせ他アンプと比べ圧倒的に安いですからね。

あとは単純にバーベキューでのカラオケ用などに勝っても楽しいと思います。スマホから音楽を流して外でカラオケも悪くないですよ。

音質普通
価格安い
入力数XLR(マイク等) 1 , フォーン(ギター等) 1、stereoLINE1,
ワット数15W
電池・稼働時間充電式、フル充電で4時間稼働
機能BT操作可能なリモコン、キャスター&ハンドル

※2022/9/26追記値上げしてました。サウンドハウスのPB製品は値段が良く変動しますね。

サウンドハウスでPA-BOXを見る サウンドハウスでPA-BOXを見る

路上ライブでアンプ以外に必要なモノ

また、アンプやマイク以外にブームマイクスタンドとマイクホルダーの用意をするのを忘れずに用意しましょう。
ブームマイクスタンドは安い物でも5000円前後しますが、CLASSIC PROだと1800円ほどで買えるのでお得です。
まずはブームスタンドと、

サウンドハウスでブームマイクを見る サウンドハウスでブームマイクを見る

 
マイクホルダーもリンクを貼っておきますね。

サウンドハウスでマイクホルダーを見る サウンドハウスでマイクホルダーを見る

※マイクは記事の最後に別リンクで紹介しています。

おすすめアンプ紹介は以上になります。
最後に路上アンプ利用の際の注意点、電池問題の解決策を解説します。

路上アンプの電池問題の解決策

毎日のようにアンプを使っていると、単三電池代がかなりかかってきます。毎回買うのはコストもかかるりますが、何よりいつ電池が切れるか不安で安心して演奏が出来ません。
毎回新品を買うか、はじめから路上アンプ用に充電式の電池、エネループ等を買って充電したものを使うといいでしょう。
家でも何年も使えますし、すぐ元が取れます。私は路上ライブが終わってもエネループにはお世話になりっぱなしです。

電池の専用保管場所がない方はケースに入れるとなくさずに済みます。

路上ライブ頻度によりますが、アンプごとの電池の消費とライブ頻度で計算しましょう。頻度が多くなりそうならエネループは必須です。

路上用アンプ+マイクスタンド+エネループかぁ。結構予算がかかるね・・。

でもその分、多くの人に聞いてもらえたり、新規ファンができたりと効果は必ずあるよ!

路上ライブでは新規ファンを獲得する以外にも、投げ銭やCDやグッズを購入してくれたりと多くの成果を得られます。初期費用の回収はそこまで困らないでしょう。
路上ライブで販売も可能なオリジナルグッズやCDを製作してぜひ路上ライブに挑戦しましょう!

↓音源製作がまだの方向けの記事
■バンドで初めてのセルフレコーディングをする方法。準備編

↓音源製作後のCDの自主製作方法
■オリジナルCDを作成する方法を解説

↓音源製作後にapple musicなどにリリースする方法
■オリジナル曲をサブスク配信し、リリースする方法

↓グッズを作るならどのサイトが良いかを配信者向けに比較した記事ですがアーティストにも通じます。
■オリジナルグッズを作成するならどのサイトが良いか

まとめ

  • 安いギターでも良い音で弾きたい→AC-33
  • エレキギターやキーボードを弾きたい→Cube street
  • 複数の楽器やマイクを繋ぎたい→Cube street EX
  • 路上ライブで本格的に活動したい→Cube street Ⅱ
  • 低予算でコスパ重視、まずはすぐ外で弾きたい→PQ-BOX

今回は路上用アンプのおすすめを紹介してみました。自分に合ったアンプを選んで路上ライブを成功させましょう!

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