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『危険』初心者セットのギターがオススメできない5つの理由

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こんにちは、さにれたです。
このブログではライブ配信のコツや始め方機材についての初心者向けの解説
そして、音楽活動のコツ、などをまとめています。

以下のような質問がDMできたのでお答えいたします。

アコースティックギター始めたいけど、初心者セットのギターで良いよね?

個人的にはおすすめできないかな・・。良くない理由が沢山あるよ!

ギターは1万円クラスの初心者セットのものから、100万円を超えるものまでさまざまです。初めてギターを買うなら初心者向けの安価なものが良いと考える方が多いですが、ギター暦10年を超える私としては一切お勧めしません。
今回はその初心者セットのギターの危険性と、おすすめしない理由を解説していきます。

この記事で分かること
  • 初心者セットのギターのオススメできない理由5つ
  • 初心者に本当にオススメできるアコースティックギター
  • 初心者セットのギターを選んでもいいケース

※なお本記事はアコースティックギターに比重を置いて記載していますがエレキギターも同じ理由でお勧めできないのでエレキギターを選ぶ方も参考にしてみてください。

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初心者セットのギターをオススメできない理由

さっそく、初心者セットのギターをオススメできない理由を4つ挙げていきます。

ネックがそりやすく、上達しにくい可能性がある

ギターは大部分が木材で作られています。その木材は湿気から水分をすったり、乾燥したら水分を吐き出したりして状態が変わってきます。
良いギターほど良い木材を使っていたり、エイジング等と呼ばれる丁寧に時間経過をさせて、木材の状態を変化しにくい状態にしています。
初心者セットのギターは木材はギター向きではないものが使われていたり、安い若い木材を利用している為、状態が安定していません。
そのためネックの反りなどが発生しやすくなります。ネックが反ると演奏しにくくなったり、ひどい状態になると、ちゃんと抑えても音が詰まってしまったりします。
その場合はまともに上達できなかったり悪い癖がついてしまう可能性もあります。

安いギターだと購入直後から状態が既に悪いケースも多々あるのですが、初心者ではネックが反っているかどうかを判断できませんよね。そしてそのまま練習を開始し、挫折してしまうこともあります。

上達に影響が出るのは嫌だね・・。

うんうん、でも初心者だとネックの状態なんか絶対に分からないからね。

ケガをする可能性がある。

先ほどの状態以外にギターにはフレットと呼ばれる金属部分があります。この金属部分が音階を分ける役割を持っているのですが、この金属が左手で握っているネックに飛び出してきて、指をけがしてしまうケースがあります。普通のギターでは絶対に起こらないのですが、初心者セットクラスのギターだと作りが甘く、こういったトラブルを聞く機会があります。少なくとも子供に買い与える場合などは安いギターは絶対に避けましょう。

そんなことあるの!?

結構あるみたい・・。左手でポジションチェンジしたときにスッと切れるらしいよ。

音程が合わない可能性がある

先ほどのフレットで音程を合わせると伝えましたが、チューニングを合わせてもハイポジションのフレットを抑えたときに音がずれるケースがみられるのも安いギターに見られるトラブルです。
これも作りの問題です。ある程度の品質のギターであればそんな頻繁には起こらないものですが、安いギターだとそこそこ遭遇します。
そのまま練習していくと、音階がぴったり合わないので変な音で覚えてしまったり、ちゃんと弾けていても聞き苦しい演奏になってしまいがちです。

付属の備品の質が悪い

初心者セットと銘打つだけあって付属品がたくさんついているのが初心者セットギターの特徴です。お徳のように感じますが、実際はバラで買っても価格差はありません。品質もチューナーやカポ等は質の低いものが付属していることが多いため、結局買い替える必要が出てきてしまいます。
チューナーなどの質が悪いとコードを鳴らした時に『この音で合ってる?』といった初心者ならではの疑問を感じやすくなり、上達の妨げになります。
↓記事にて、必須の備品はだいたい替え弦3か月分含めても8000円~12000円ぐらいではずれが無いものを揃えられます。

備品だけで1万円前後するのね・・

する!けど弦以外は何年も同じもの使えるから最初だけだよ!

効率よく上達するためには、安すぎる備品はマイナスです。

音がよくないので最終的に使い道がなくなる

安すぎるギターは2本目のギターを買った際に、音がおもちゃのような感じがしてしまい使う気がなくなってきます。
また、ネックの状態や上述の音程問題なども時間とともに悪化しやすいので、まともに弾くことも困難になり、最終的に使い道がなくなります。そのうえ中古で売るにも売れません。(ギターは送料や梱包に手間があり負担が大きい)。挫折して早々に辞めてしまった際にも売りにくく、インテリアになりがちなのが初心者セットのギターです。

まぁでも安い方がやめちゃったときに負担は少ないような・・。

ところがそうでもないよ!

初心者に本当におススメできるギター

最後にこの記事内容を踏まえて、本当におススメできるギターの紹介です。

それはYamaha Lシリーズの6です。

Yamahaの丁寧な作りと、独自のA.R.E技術によって木材がかなりの年月を経たせたような状態になっており、音がかなり良く同価格帯では間違いなく1番良いでしょう。
ネックも5層の「積層強化ネック」という技術が使われており、ネックも反りにくく、コンディションを見極められない初心者でも安心です。

そして、付属品のケースも質が良く、長く使えます。(初心者セットのケースはレジャーシート被せてるレベルしかないです。)
そういった理由でかなり人気商品のため、フリマアプリなどでは4万円前後で取引されています。そのため挫折したとしても、負担は初心者セットと同じです。

そして、続けられた時のメリットはLシリーズに圧倒的にあります。十分な音質があるため1生この1本でもいいですし。
もしより品質のいい2本目のギターを買った時も、十分な音質とエレアコ仕様になっている為、路上や旅行用などで手軽に持ち運ぶサブギターになってくれるでしょう。

以下記事でLシリーズのオススメ理由を細かく書いていますので気になる方は見てみてください。

初心者セットのギターを選んでもいいケース

基本的にありません。

例えばギターに詳しい知り合いがいて、状態を定期的に細かく見てもらえたり、直してもらえたとしても、その手間と時間もったいないです。
上達しにくく、手間もかかって音が良くないとなると、私はオススメできません。
もちろん、技術の進歩などで初心者セットの質が上がる可能性はあるので、今後はまた意見が変わることもあるかもしれませんが、現状はオススメできないというのが答えです。

まとめ

今回は初心者セットのギターがダメな理由を紹介させていただきました。初心者セットはひとまずやめておきましょう。もちろん最近の初心者セットは質が良くなっている場合もあるかと思いますので検討材料として捉えていただければと思います。

他にもギターを選ぶ際に参考になる記事を書いているので良ければ参考にしてみてください。