こんにちは、さにれたです。
このブログではライブ配信のコツや始め方、音楽活動のコツなどについてまとめています。
先日、Twitterでこのような質問がありました。

ギターの音つくりはどんな機材を使っているの?

複数あるけど1番コスパの良い機材を紹介していくね!
ということで今回は私が頻繁に利用しているピックアップ『T903』の紹介をしていきます。アコースティックギターの音つくりを考えている奏者や配信者向けの内容になっています。
※今回はSNS利用者向けにマイクではなくスマホで録音した音をチェックしていきます。
- Skysonic T903の基本情報
- Skysonic T903の実音チェック
- Skysonic T903の使用感
Skysonic T903の基本情報

まずはSkysonic T903の基本情報から見ていきましょう。
T903の基本情報
T903はSkysonicという会社から出ているアコースティックギター用のピックアップです。9V電池で動作し、マグネティックピックアップとコンデンサーマイクの2種類のピックアップで音を拾うことが出来るデュアルピックアップです。
本体にはマイクとマグネティックのボリュームつまみがそれぞれついており、ブレンド具合を調整できます。
9V乾電池で使用時間の目安が46時間とかなり長時間演奏が出来るようになっています。
また、サウンドホールからシールドを出せば穴あけ加工せずとも利用自体は可能なのもポイント。アコースティックギターに穴あけしたくない方にもお勧めです。
ちなみにピックアップについてよく分からないという方は↓の記事で解説していますので良ければご参照ください。
Skysonic T903の取り付け方法
T903の取り付け方法はとても簡単で、プラスドライバー1本あればできます。
※取り付け可能なサウンドホールサイズは90~105mmです。
- 箱から取り出す。
- 電池ケースとシールドジャック部分の先端をT903本体に取り付ける
- T903本体をギターのサウンドホールにはめ込みしプラスドライバーで絞める

これなら簡単そうだね!

うんうん!特に迷ったり失敗することはなさそう!
さて、次は実際に音を聞いてみましょう。
Skysonic T903の実音チェック

実音チェックをしていきます。使用機材はこちらです。
- アコースティックギター Yamaha LL16
- ピックアップ Skysonic T903
- アンプ Roland AC-33(アンプの記事)
- マイク(アンプからの音を拾う) P20lite(Androidスマホ)
なんとAndroidスマホでの録音です。アンプにスマホを近づけてカメラの動画機能で集音しています。そのままSNSに気軽に投稿できるような想定です。
アコギの生音も少し入ってはいますが、だいたいこんな感じの音になりますね。穴あけ加工せずに取付できてこの音なら十分です。
もう一つ聞いていきましょう。Twitterの埋め込み動画からです。
【今週のステラカラア】
— ステラカラア (@tsuluuuuuun) September 7, 2020
Gtみょうがです!
勝手にアレンジシリーズです。
コードをがっつり変えてみました(+o+)
『マリーゴールド』/あいみょん
こっちの方がかっこよくないですか!!
気に入ったらRTしてね(/ω\)#今週のステラカラア#あいみょん#マリーゴールド#歌ってみた #カバー pic.twitter.com/J9ombUgERe
ボーカルとの音声調整のため少しいじっていますが基本の音の感じは伝わりそうなので載せました。動画のようにちょっとシャキッとした音になります。
公式のT903動画も見てみましょう。
※50秒付近で打音も聞こえます。打音に関してはこんな感じで、高域によった音での拾い方をします。
実にT903らしい音が出ています。実際に鳴らしてもこんな感じの音で聞こえますね。
Skysonic T903の使用感

最後にSkysonic T903の良い点・悪い点の評価をまとめていきます。
Skysonic T903の良い点
まずは良い点を箇条書きで書いてみました。
- 価格が安い
- 工事不要でお試しでの取付も出来る
- マグネティックとコンデンサーマイクという扱いやすい組み合わせ
- 十分すぎる音質
値段は定価3万円以下で工事不要での取付ができ、マグ+マイクという最強の組み合わせです。
音が嫌いじゃなければ相当良いものですよ。
実際に穴あけ加工しようとした場合も楽器店などに持ち込めば、数千円でしてもらえます。
Skysonic T903の悪い点
逆にSkysonic T903の悪い点ですが、あまりないので無理やり紹介していくとこのような形です。
- サウンドホールを大きくふさぎ、重いため生音が悪くなる。
- EQ等はないため細かい音質変更は不可能。
- ピックアップの出力をマイクだけにできない
- ボディヒットは不向き
サウンドホールをふさぐのはマグネティック全般に言えますが、生音に影響します。Skysonic製のマグはサイズが大きいので特に顕著ですね。
また、マグネットとマイクの音量調整しかできないのでピックアップのみで細かい音つくりは出来ません。まぁアコギのプリアンプで音を作りこむ機会は少ないですが、手元で微調整などは行えないと考えるとよいでしょう。
あと最後は特にポイントですが、マイクのみには出来ないのでマグネットの音は必ず入ります。マイクのみでの使用も考えている方がいたらこの機種は向いていません。
また、マグネットとコンデンサーマイクの組み合わせなので、スラム奏法などで行うボディヒットも拾いにくいです。
もしボディヒットをしたい場合は、コンタクトピックアップがあるSkysonic Pro-1などをマウントしましょう。こちらも取り付けが簡単で音も近いです。
Pro-1なら打音を綺麗に拾えるのでスラム奏法にも対応できます。
総評
生アコギに簡易でマウントできるうえ、デュアルピックアップで様々な用途に使いやすく安いので、音色が気に入れば間違いなくオススメです。
弾き語りやソロギターなどにはばっちりですが、スラム奏法には向いていません。
何よりピックアップの中ではかなり安価で入手しやすいのもポイントが高めです。初めてのエレアコ化にオススメです。
まとめ
今回は「Skysonic T903」のレビューをさせていただきました!他にも実音でのレビューや実際に使えるモノのみを紹介しています、よければ他の記事も参考にしてみてください。
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