こんにちは、さにれたです。
このブログではライブ配信のコツや始め方、音楽活動のコツ、
そして、機材についての初心者向けの解説などをまとめています。
今回は、知り合いの配信者から寄せられた以下のメッセージにお答えします。

結局安くてはずれの無いマイクってどれ?早く教えて?ね?

は、はい、紹介します!
今回は、私の配信・音楽経験から、コスパ抜群のおすすめマイクを3000円台の商品から厳選して紹介しております。マイク選びの参考にしてみてください。
ライブ配信、歌ってみた、ゲーム実況、ボイスチャット、Zoom会議など、幅広く使えるマイクは今後の時代に必要になってきます。今のうちに良いもの選び、導入していきましょう。
そもそもコスパがいいマイクとは?

マイクのコスパとは、音質や機能に対して値段が安い、という簡単なことです。
ただ、音質を比較するだけの耳慣れが必要なのと、世の中の無数のマイクの情報を集めて比較するというのは、なかなか難しいことです。
なので答えを言うと、大手メーカーのベストセラー製品がいいです。
最近では、無名のHPすら用意されていないメーカーが通販サイトなどでマイクを販売しています。中には良いものもあるのでしょうが、どうしても初期不良や値段以下の製品を引くリスクが高くなります。
その点、大手メーカーではブランドに傷をつけるような製品は出さないので安心して購入できます。また、ベストセラー製品では研究費の回収が済んでいたり、大量生産して製造コストが下がったりと、品質以外で値段が下がっているケースが多いためコスパが良いのです。
おすすめマイク 8000円以下
BEHRINGER XM8500
駆動方式 | ダイナミック |
指向性 | 単一指向性 |
接続方法 | XLR接続 |
音質 | ★★☆ |
コスパ | ★★★★☆ |
音楽メーカーの老舗、ベリンガーのダイナミックマイク XM8500です。3000円ほどですが、音楽用のため音質も十分でかなり高コスパ。ダイナミックマイクなので耐久性も高く入門用としてお勧めです。実況配信・雑談配信・路上ライブやカラオケなど、耐久性を生かして多くの場面で使えます。ナレーション録音など繊細な音質を求められない場合はダイナミックマイクで録音が最適になるケースもあります。
コストを押さえたい。
カラオケや路上ライブ用のマイクとしても使いたい。
初めてのマイクなので壊さないか不安がある
Marantz MPM-1000
駆動方式 | コンデンサー |
指向性 | 単一指向性 |
接続方法 | XLR接続 |
音質 | ★★★ |
コスパ | ★★★★ |
MarantzのコンデンサーマイクMPM-1000です。XLRケーブル付属で6000円前後とかなり破格ですので、低予算で初めたい向けの製品です。
ここまで落とした価格帯だと高域の拾い方が1番まともで、クリアな立体感が得られます。ただ、音量を上げるとホワイトノイズが目立ちます。また、歌配信をするなら付属のテーブルスタンドでは難しいかもしれません。
いろいろ書きましたが同価格帯の製品と比べると品質が圧倒的に良いので、このあと紹介するAT2020が予算的に厳しいなら選択肢に十分入るでしょう。
とにかくコストを押さえたい。
コンデンサーマイクのクリアな音質が欲しい。
ある程度の音質があればノイズは気にしない
Marantz Umpire
駆動方式 | コンデンサー |
指向性 | 単一指向性 |
接続方法 | USB接続 |
音質 | ★★☆ |
コスパ | ★★☆ |
こちらもMarantzのコンデンサーマイク。USB接続タイプのUmpireです。音質はそこそこクリアで、USBタイプなので手軽ですね。オーディオインターフェイス不要でおそらく今回紹介する中で一番安上りです。音質はMPM-1000より落ちますが、とにかく安く、そしてある程度の品質を保ちたい方ならこちらです。歌配信等には向いていません。
コストを押さえたい。
コンデンサーマイクのクリアな音質が欲しい
オーディオインターフェイスは買いたくない
ある程度の音質があればノイズはそこまで気にしない
そもそもオーディオインターフェイスって?って方向けにはコチラの記事にて解説しています。
おすすめマイク 8000~15000円
オーディオテクニカ AT2020
駆動方式 | コンデンサー |
指向性 | 単一指向性 |
接続方法 | XLR接続 |
音質 | ★★★★☆ |
コスパ | ★★★★★ |
配信者の使用率がかなり高いオーディオテクニカのコンデンサーマイクAT2020です。1万円前後の価格に対して音質・品質が良いベストセラー製品で、売れているからこその低価格なんでしょうね。歌配信ならこれを選んでおけばまず問題ないでしょう。実況や雑談配信においても、クリアで立体感のある音質になり、配信品質が上がります。どんな人にでもお勧めできる品質とコスパです。
歌配信や、歌ってみたをしたい
コンデンサーマイクのクリアな音質が欲しい
大手配信者と同じ品質が欲しい
AKG Lyra-Y3
駆動方式 | コンデンサー |
指向性 | ※選択式 |
接続方法 | USB Type-C 接続 |
音質 | ★★★★ |
コスパ | ★★★★ |
Lyra-Y3はAKGの少し変わったコンデンサーマイクです。接続はUSBType-C接続型で、通常のUSBへの変換ケーブルもついてきてPCへUSB接続可能です。
大きな特徴は、指向性を「単一指向性」「双指向性」「全指向性」をマイクのボタンで切り替え可能です。一人や大勢、インタビューなど様々な使い方ができます。そしてiPhoneやiPad、そして一部のandroidに対応可能※なため、場所を問わず、いろいろな企画を行うYoutuberに最適です。時代に合わせて便利さを追求した製品ですね。音質的にも、ゲーム配信から複数楽器でのセッションなど、ライブ配信でも幅広い対応が可能です。またポップガード不要なほどのノイズ対策がされているのも高評価ですね。ただ、USB接続のため、単一指向性で利用するなら音質はAT2020やC214に軍配が上がります。
※スマホ等への接続には変換ケーブル等が別途必要になります。
人数を変えていろんな配信や録音をしたい
スマホやiPadへ直接接続したい
持ち運びをしていろんな場所で使いたい
コンデンサーマイクのクリアな音質が欲しい
おすすめマイク 15000~
AKG C214
駆動方式 | コンデンサー |
指向性 | 単一指向性 |
接続方法 | XLR接続 |
音質 | ★★★★★★ |
コスパ | ★★★ |
こちらは私がアコースティックギター等のレコーディングに使っているAKGのC214というコンデンサーマイクです。ボーカル含め様々な楽器がハイクオリティでとれるので、本格的なレコーディングや活動を視野に入れる方にはおすすめです。ただ、実況配信だと、ややオーバースペックかなと思います。値段は3万円を超しますが、10万円前後する同社のC414 XLIIと同等のダイアフラムが1枚使われており、かなりの高品質で録音可能です。
歌配信や、歌ってみたをしたい
コンデンサーマイクのクリアな音質が欲しい
音楽活動を本格的に行う予定がある
一線級のマイクが欲しい
XLR接続のおすすめマイク用ケーブル
XLR接続のケーブルのおすすめも書いておきます。上のマイクでXLR接続でケーブル付属ではない場合はこれを利用しましょう。
現場でよく見るカナレのケーブルですね。耐久性もコスパも抜群です。マイクケーブルもこういった大手ブランドであれば安くて高品質なものが買えますね。
大手メーカー以外の危険性

今回の記事で紹介するマイクはどれも大手メーカー品ですので安心していただきたいですが、
もし他の商品と比較して検討したい場合、コチラの記事に目を通しておくことをお勧めします。安いマイクを購入した際の失敗例などを記載しています。
あとは、マイク代をさっと稼ぎたい人は以下記事もお勧めです。
まとめ
自分に合ったマイクは見つかりましたでしょうか?今回は安いマイクで本当に失敗がないものだけをピックアップしてみました。予算次第ですが、個人的なおすすめはAT2020が一番ですかね。
配信も音楽も、良いマイクを手に入れるとモチベーションが一気にあがるので質の悪いものを選ばないようにしたいですね!
なお、最近はAT2020よりコスパの良いマイクもでてきています。個人的に配信するならこれがオススメです。下の記事にまとめています。