こんにちは、さにれたです。
このブログでは音楽活動のコツ、ライブ配信のコツや始め方
そして、機材についての初心者向けの解説、などをまとめています。
今回は、Twitterでこのような質問をいただきました。

ミキサーの接続方法が調べても良く分からないよ・・。

じゃあ今日は配信者向けにミキサーの使い方を解説していくよ!
配信者の中にはミキサーと呼ばれる機材を使っている方が多いと思います。
ただ、『配信者向けのミキサーの使い方』は調べてもあまり出てきません。
それは、ミキサーは配信機材というより、音響機器だからです。
そのため、使い方を調べても複雑な仕組みばかりが出てきてしまうんですよね。
今回も配信者が必要な知識に絞って解説していきます。
- ミキサーの接続可能な機器
- ミキサーの接続方法
- BGM機器はどこに繋ぐのがベストか
ミキサーの接続可能な機器

ミキサーには、ギター、マイク、電子ピアノなど様々な楽器や、CDプレイヤー、スマホ等のオーディオ機器が接続できるようになっています。
なぜならミキサーの基本的な役割が『音をまとめる』ことだからです。そういったオーディオ機器たちを全部接続して、音をまとめて流すことが出来るということですね。

いろんな機器が接続できるんだね!

うんうん!いろんな差込口があっていろんな機器の音のバランスをとって混ぜれるんだ!
様々な楽器や機器を接続できるからこそ、接続の端子が多く、複雑になりがちです。
では、どこに何を接続すればいいのかを解説していきましょう。
ミキサー接続方法
今回は、私の所有しているMG10XUをベースに解説していきます。
基本的な部分は他のミキサーも同じような仕組みになっています。
まず全体の見た目から↓

はい、いきなりだと、つまみや接続コードがいっぱいでよくわからないですよね。
安心してください、順番にすべて解説いたします。
接続部分を機能別にピックアップした画像と表を用意しました。

①USB端子
②電源
③MIC/LINE input
④LINE input
⑤オーディオ(LINE) input
⑥stereo out/Phones等のoutput
それぞれ順番に解説していきます。接続できるものと必要なコードの種類も解説していきます。
①USB端子
USB端子は、PCやスマートフォン等と接続できるミキサーにのみ、ついています。
ミキサーはスピーカーなどに接続して音を流す機会ではありますが、PCと接続してミキサーの音をPCへ音を送りたい時などにはこのUSB端子を利用します。
※説明に使っているMG10XUはiPhone対応なのでここからカメラアダプターを経由してiPhoneへ接続も可能です。
接続コード
USB接続ができるミキサーには大抵USBコードが付属しています、それを利用しましょう。
最近は様々な規格のものが出ているので、付属コードが無い場合は、マニュアルを確認して対応したUSBケーブルをご用意ください。
MG10XUもUSBケーブルは付属していませんので、以下のようなUSBケーブルを使いましょう

USBはパソコンとかに繋ぐんだね!

そうそう!
②電源
続いては電源ですね。これは説明不要だと思います。
MG10XUもそうですが、電源コードは基本的に付属しているので、それを利用すればOKです。
※YamahaのAG03など、USB接続先から電源を取る(バスパワー)タイプの製品では電源コードは不要です。

電源コードも分かる!ここまではおっけー!

よかった!じゃあ次は三つ一気に説明していくね!

え・・・!
③~⑤input系
さて、次は以下のinput(インプット)を3つまとめて紹介していきます!
③MIC/LINE input
④LINE input
⑤オーディオ(LINE) input

難しそうなのが三つもまとめて・・?

大丈夫!そんなに複雑じゃないよ!
inputは、ミキサーへ音を送る入口です。
マイクや楽器、オーディオ機器をつなぐ場所だと覚えてください。
もう一度画像を見てみましょう。

③④⑤の主な違いは、接続端子(穴の形の違い)です。
何を接続するかによって名前が違うだけで、基本的には音をミキサーに入れる入口というのは変わりません。
inputで入れた音が、outputから全てまとまって出てくる。これだけ覚えればOKです。

inputには楽器やマイクとかを接続する場所・・

それで合ってるよ!大丈夫!
では3種類の違いを説明しますね。
③MIC/LINE input
MIC/LINE inputは、MG10XUだと4か所ありますね。マイク用のXLRケーブルの他、ギター等を接続するフォーンケーブルも繋げるようになっています。
MIC/LINE inputにはプリアンプと呼ばれる装置がついています。
マイク、エレアコ、ギター、ベース等を直接接続する場合にはここに接続しましょう。
④LINE input
LINE inputはピアノなどのその他電子楽器やオーディオ機器をフォーンケーブルを使って接続できるようになっています。
ギターやフォーンケーブル接続のマイク等も接続可能です。
なお、MG10XUのLine Inputにはプリアンプがついていないため、MIC/LINE inputへ接続しましょう。
出力力レベルが微弱な機器からの信号をラインレベルまで増幅するもの。ギターやマイクなどをミキサーにそのまま接続すると、音が小さかったり、ノイズが出やすいためプリアンプを通すことが推奨される。
④オーディオ input(RCAピン)
オーディオinputはRCAピンジャックを利用して、オーディオ機器と接続するときなどに使います。
配信ではBGMを流す端末などを接続するのに使うことが多いですね。
スマホからなどは以下のケーブルで接続可能です。
これを使ってスマホのイヤホン差込口などから分岐して接続しましょう!

iPhoneだとこれ使えないよね?

最近のiPhoneだったら変換する必要があるね!
iPhoneやiPadなど、ライトニングしか接続端子がない場合は、以下のような変換アダプタを組み合わせて使うとよいでしょう。
さて、input(入力)端子についてまとめて紹介しました。最後はoutput(出力)の説明です。
⑥stereo out/Phones等の output

Outputと呼ばれる部分はInputでまとめた音が出てくる場所です。
スピーカーやヘッドホンなどと接続する所になります。
Stereo out
Stereo outは基本的にスピーカー等に接続します。Output などと書かれていたりもしますね。
LとRに分かれているのですが、1つ或いは1組(2セット1組)のスピーカーへ両方とも接続しましょう。ミキサーによって違いますが、XLRケーブルかフォーンケーブルのどちらかが繋がります。
※今回説明で使ったMG10XUでは両方つながるようになっています。
Phones
Phonesと書かれていたり、ヘッドホンの絵が描かれている場所にはヘッドホンやイヤホンを接続して聞くことが出来ます。

うちのヘッドホンだとサイズが合わないみたい。

大丈夫!基本的には変換アダプターを使うんだよ!
通常のイヤホンプラグだとサイズが合わないので以下のような変換アダプターを利用します。

これで普通のヘッドホンやイヤホンもつながるね!

うん!
BGMを流す場合はどこに繋ぐのが最適?
さて、スマホ等からBGM接続する場合は、RCAピンジャックを使うことも多いですが、
LINE input(③や④) が空いている場合には、LINE inputを使った方がノイズに強くなります。
イヤホンジャックから2分岐のフォーンケーブルになる以下のようなケーブルがおすすめです。
今回説明に使ったミキサー
今回説明に使ったミキサーはMG10XUでした。エコーなどのエフェクトも付いている他、パンニングを操作できるので疑似立体音響も可能で、非常に使いやすいミキサーです。
ちなみにiPhoneSE2020とandroidのRed mi Note 11 Proで利用していますが、どちらも音質に問題なく利用できています。
まとめ
今回は配信におけるミキサーの接続方法にフォーカスして紹介いたしました。
ミキサーの基本機能の使い方は次のこちらの記事をご確認ください!
またミキサーなどの機材をお持ちの方は以下の記事もお勧めです。