こんにちは、さにれたです。
このブログではライブ配信のコツや始め方、音楽活動のコツ、
そして、機材についての初心者向けの解説などをまとめています。
今回は、知り合いの配信者から寄せられた以下の質問にお答えします。

コンデンサーマイクの保管方法を教えて!

OK!じゃあ誰でもできる保管方法を紹介するよ!!
この記事ではコンデンサーマイクの三つの保管方法を紹介していきます。自分に合った方法を是非見つけてみてくださいね!
おすすめ保管方法を3種解説
おすすめ保管グッズの紹介
コンデンサーマイクが故障する理由については以下の記事をチェックしてみてください!
①専用のケースに入れる

マイクに専用のケースが付属していた場合はこちらの方法がおすすめです。
例で言うと、私も持っているAKGのC214などはケースが付属してきます。気になる方はリンク先の画像で確認してみてください。
このように一部マイクは保管・持ち運び用の密閉ケースがあるのでそれでそのまま保管ができます。
当然、保管ケースだけでは湿度対策が完全ではないので、ここに湿度調整剤と、湿度計をいれます。
そして、湿度計はケース内部の湿度を計って異常がないか確認するために入れます。この二つを入れればOKです。 ※湿度計や湿度調整剤のオススメはこの記事の後半に記載しています。
湿度調整剤は、湿度が高い時には湿気を吸い、逆に湿度が低い時には湿度を出してくれます。これで湿度管理を行えます。

私の買ったマイクには専用のケースはついてなかったわ・・

大丈夫。そんな人にはほかの方法があるよ!
専用ケースがない人は以下2種類の方法を試しましょう。
②タッパーに入れる

マイクを1本とりあえず保管したい!安く済ませたい!という方向けはこちら。
タッパーに湿度調整剤とともに入れる方法です。
かなり見た目がダサいですが、安上りで効果も十分期待できます。
手順は以下です。
まず、密閉率の高いタッパーを用意します。
↑は密閉率の高いお勧めのタッパーです。(当ブログでこんな言葉を書くとは思いませんでした笑
そして、密閉率の高いタッパーを用意したら、次は敷物を用意します。
↑こういったウレタンやスポンジなどを用意して敷きます。
マイクの衝撃防止用の緩衝材ですね。タッパーもですが、ホームセンターなどにも売ってると思います。
そして、マイクと湿度調整剤と湿度計を入れて終わりです。

タッパーなら家にあるのでいいね!

それで大丈夫だけど密閉状態は確認してね!
密閉されてないと効果がなくなっちゃうから!
湿度調整剤の交換時期などには細かくケースの中の湿度を確認しましょう
そのため、湿度計とセットでケースに入れましょう
③デジケーターに入れる

マイクやカメラなど精密機器を複数持っている方や、高額なマイクを使用されている方にお勧めの保管方法です。
というよりも、本来はこれが正しい保管方法ですね。
方法は、デジケーターと呼ばれる専用の保管庫を用意してそこに入れるだけです。デジケーターは自動で湿度調整をしてくれるのと、精度の高い湿度計がついているため、これ一台で完結するのがメリットです。
湿度調整剤を使わないため、湿度調整剤の変え忘れによる故障や手間も少なく、細かい管理が苦手な方にオススメです。
デメリットは値段が高いこと。だいたい数万円以上するものがほとんどです。
もともとはカメラ用なので、カメラなどが趣味の方はデジケーターがあると何かと役に立つでしょう。

おお・・!カメラ女子としては一石二鳥だわ!

そうだね!カメラ兼用の人は多いみたい(カメラ持ってたんだ・・)
オススメ保管グッズ
最後に、『じゃあ実際にどれを選んだら良いの?』という人向けに、オススメ保管グッズを紹介していきます。
湿度調整剤
↑楽器用の湿度調整剤40g×2袋です。有名楽器メーカーが出しているので安心感があります。また、マイク以外の楽器全般にも使えるのがポイント。私はギターケースにもこの湿度調整剤を使っていますが、ネックの反りなども防げるのでかなり便利です。
湿度調整剤の代わりにシリカゲルで保管する方もいますが、シリカゲルだと除湿のみになるのでなるべく避けましょう。湿度調整剤だと低湿度時には湿度を出してくれるので冬場などの湿度低下にも対応できます。もう一度書きますが、マイクの最適な湿度は30~50%です。
湿度計
↑私自身、音楽活動の中でいろいろ比べましたが、これがコスパ抜群です。
湿度計はアナログだとズレがあったり、安価なデジタル湿度計だと精度が低いなど、買って失敗しやすいものです。①精度が良い②タッパーの外から見やすい③温度計付き、の3拍子揃っていてオススメです。
デジケーター
↑デジケーターはこちらが一番コスパがいいかと思います。良い点を下記にまとめました。
- 室内の除湿具合を設定可能
- 湿度計機能あり
- 30Lサイズにある棚が、スライド式で動かせて使いやすい
- 30Lサイズで1万円程度というコスパの良さ
1万円前後で購入できるので、湿度調整剤+湿度計を買うことを考えたら、意外とデジケーターも選択肢に入りそうですね。
まとめ
- 湿度管理をしないとマイクは劣化したり、故障してしまう
- マイクの故障を防ぐためには湿度管理ができるケースに入れる
- 湿度計で定期的に確認する

湿度調整剤と湿度計での管理か、デジケーターね!

うん!どうすればいいか分かったら、道具は予算や用途で選んでみてね!
マイク大事な相棒です。正しい保管方法で丁寧に管理しましょう。