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【故障】コンデンサーマイクが壊れやすい理由

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こんにちは、さにれたです。
このブログではライブ配信のコツや始め方、音楽活動のコツ
そして、機材についての初心者向けの解説などをまとめています。

今回は、知り合いの配信者から寄せられた以下の質問にお答えします。

マイクの記事見て初めて知ったけど、
コンデンサーマイクって出しっぱなしだと壊れるの・・?

コンデンサーマイクはマイクの中でも特に故障しやすいからね。

コンデンサーマイクを自宅にそのまま放置していませんか?
マイクは使用頻度にもよりますが、丁寧に扱えば10年でも持つものです。
ただ、取り扱いを間違えると、簡単に壊れてしまいます。

高額なマイクがすぐ故障してはもったいないですよね。
この記事でマイクが故障する理由をしって、安全な取り扱いを身につけましょう!

この記事で分かること

コンデンサーマイクが故障するとどうなるか
コンデンサーマイクが壊れる理由3選
コンデンサーマイクの保管方法

まずマイクの壊れると、どうなるかを解説していきます!

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故障するとどうなるか

マイクは故障すると、音が鳴らなくなったり、音質が低下したりします。音質が低下すると、不要なノイズが入ったり音の解像度が悪くなって品質が下がってしまいます。
音が鳴らなくなった場合は当然もう使えないので修理に出すしかなくなりますね。

マイクが高いからそもそも修理代も高そう・・。

そうだね。大体だけど本体価格の6~7割ぐらいはかかるよ

せっかく良いマイクを用意しても、音質が低下すれば安いマイクを買ったのと変わりません。
コンデンサーマイクの故障理由をしっかり把握して、取り扱いを理解しましょう。

コンデンサーマイクが壊れる原因とは

コンデンサーマイクの故障する理由ですが、主に以下の3種類が多いです。

コンデンサーマイクの故障原因
  1. 強い衝撃
  2. ファンタム電源の操作ミス
  3. 湿度変化によるサビ

順番に解説していきます。

1.強い衝撃

一つ目は『強い衝撃』。これは分かりやすいですね。精密機器なので、落下などの強い衝撃で故障する可能性があります。マイクは性質上高い位置に固定していることが多いため、落下した際に衝撃が加わりやすいです。

コンデンサーマイクには、ダイアフラムという薄い金属板が入っていて、そこで音を拾う仕組みにになっています。
そして、マイク全体に強い衝撃が加わるとダイアフラムが曲がってしまい、音質の劣化が発生します。

2.ファンタム電源の操作ミス

2つ目はファンタム電源の操作ミス。これはコンデンサーマイクならではのトラブルですが非常に危険なものです。

ファンタム電源はコンデンサーマイクを使用する際に必要なモノで、マイクを接続するミキサー等にスイッチがあるかと思います。

このファンタム電源スイッチをONのままコンデンサーマイクを抜き差しすると故障します。
なので必ずOFFの状態で抜き差ししましょう。
一回でも、故障して音が出なくなることもあります。くれぐれも気を付けてください。

一回でも!?

これはかなり高い確率で故障するよ!だから絶対に気を付けてね!

3.湿度変化によるサビ

先ほど、コンデンサーマイクには、ダイアフラムという金属板が入っていて、そこで音を拾うと解説いたしましたね。
このダイアフラムは金属なので、水などが付着してしまうと当然、錆びたりカビてしまいます。
そしてそれが、音質低下や故障に繋がってしまうということですね。

じゃあ水にぬれない場所におけばいいかな?

もちろん!でも水濡れ以外でも、湿度が適切じゃないと故障しちゃうんだ!

もちろん水濡れをさけるのは当然です。ただ、注意してほしいのは、湿度です

湿度が高いと、窓などに結露して水分がついたりしますよね。
ダイアフラムも湿度の変化で水分が付着します。
なので、湿度をしっかり管理して保管する必要があります。

ではコンデンサーマイクに定説な湿度いくつでしょうか。

マイクに適切な湿度

結論から言うと、コンデンサーマイク保管に適切な30%~50%です。

ただ、日本の湿度平均は60~70%で夏場などは75%を超えます。つまり、日本においていえば、マイクをそのまま部屋に放置するのは、故障の原因になると言っても過言ではありません。

で、でも、お部屋の中だし、湿度計とかもあるから。。

室内でも加湿器の位置で表示湿度は大きく変わるんだ。あとは湿度計はあくまで目安でだからマイクの管理には向いてないんだよ・・。

音楽スタジオや収録スタジオなどは、コンデンサーマイクを湿度管理ができる保管庫に必ず入れています
そのことからも、自宅でそのまま保管することがいかに無謀か分かるでしょう。

マイクの保管方法

一番ベストな方法はデジケーターに保管することです。

 
マイクやカメラなど精密機器を複数持っている方や、高額なマイクを使用されている方にお勧めの保管方法ですね
デジケーターは自動で湿度調整をしてくれる保管庫です。堅牢で、物が落ちてきても平気ですね!

ただ、少し値段が張るので、1本だけのマイクを保管したい!という方に、以下の記事で安くてオススメの保管方法を紹介しています。

まとめ

ということで対策方法を最後にまとめると

コンデンサーマイク故障の対策方法
  • 落下などをしないように丁寧に扱う
  • ファンタム電源はOFFの状態でマイクは抜き差しする
  • 湿度管理は保管庫を使って徹底する。

こんな感じですね!

マイク大事な相棒です。故障の原因を理解して、丁寧に取り扱っていきましょう。

コンデンサーマイクが故障して急な出費が出来そうなときは、以下のような記事で金策の方法を考えてみましょう。