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在宅レコーディングに必要なモノ。バンドの楽器別に解説

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ボーカルなどマイク録りする場合に必要なモノ

最後はボーカルなどの、マイク録音する場合に必要なモノを解説していきます。

コンデンサーマイク

まずはマイクです。ボーカルレコーディングには基本的にコンデンサーマイクを使用します。価格帯は予算によって変わりますが、例えばAdoさんが使用しているのはAKGのC214という機種で、これが最近の宅録の指標になるかと思います。(私もアコギ録音に使用しています)

C214をサウンドハウスで見る

安い物だとやはり音の解像度が低く安っぽくなります。C214は価格以上の音の良さでコスパが良いですね。

予算を抑えたい方でも『ローカットスイッチ』があるものを選びましょう。配信用途で人気なAT2020などにはローカットがないので、AT2035あたりが宅録で現実的に使える範囲になってきます。

At2035をサウンドハウスで見る

価格で決めるのもおかしいですが、1.5万円ぐらいが最低ラインですね。それ以下の製品はちょっと音質的に厳しいです。
(声をがちがちに加工するタイプの音楽ジャンルならマイクの品質は少し落としても良いかとは思いますが、1万以下のマイクでCD作るぐらいなら素直にレコスタで録りましょう。)

XLRケーブル・ショックマウント・マイクスタンド・ポップガード

コンデンサーマイク以外はXLRケーブル、ショックマウント、マイクスタンド、ポップガードが必要になってきます。AT2035やC214等にはショックマウントが付属しています。(AT2020はこれも無いのです)マイクに付属していないものは買い足しましょう。

XLRケーブルはマイクとオーディオインターフェイスを接続します。宅録環境に合わせてケーブルの長さを選びましょう。

ちなみに、XLRケーブルとダイナミックマイクを用意すれば路上ライブでも使えます。(でもレコーディング用は外に出さない方が良いですね。)
※ちなみに路上ライブは長くやっていたのでその記事も書いてます↓

ショックマウントは基本的にマイクに付属しています。ショックマウントが付属してないレベルのものは正直買わない方が良いので割愛します。(既にマイクをお持ちでショックマウントだけ持っていない場合は「マイクの型式 ショックマウント」などで検索して見つけましょう)
というか、マイクとサイズが合わず使えない場合があるので、個別で探してみてください。

ポップガードは金属製か布製かで選びます。金属の方が洗ったり手入れが楽ですが値段が高いです、布製の安いやつとかで問題ないです。
ちなみに、以下記事で選び方とおススメ製品の記事を記載していますので気になる方はチェックしてみてください。

最後にマイクスタンドですが、家の大きさによりますが路上ライブなどでも使えるブームマイクスタンドを買ってしまうのをお勧めします。
ブームスタンドは安くても5000円程しますが、CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / MSB/BLACK ブームマイクスタンドは超破格の安さで高品質なので、これ1本持っておくと便利です。

ミドルクラス以上のオーディオインターフェイス

音質にこだわりたいのであれば(特にボーカル)、オーディオインターフェイスはミドルクラス以上のものを選ぶのも重要になってきます。目安は使用しているマイクの値段より上の価格のオーディオインターフェイスを使うようにすればどちらかの性能で足を引っ張られることはないでしょう
よくいますが、高価なマイクで安価なオーディオインターフェイスだと性能を十分に発揮できず、あまりよくない結果になります。

とはいえ、2万前後商品が多いオーディオインターフェイスから、上位モデルを見ると一気に10万ぐらいに跳ね上がりますので、予算は必要です。

最初は安価なモデルから満足できないときに買い替える・・という方法でも良いと思います。ただ、将来ずっと音楽に取り組むという方は最初のオーディオインターフェイスから良いモデルを選びましょう。オーディオインターフェイスはそうそう故障はしませんし、結局音にこだわりだしたら買い替えることになります。

ちなみに、私の周りではBABYFACEなどが人気ですね。

Babyface Pro FSをサウンドハウスで見る

また、アンテロープのZen Goは10万を切ったオーディオインターフェイスの中では音質の評価もかなり高く、貴重な選択肢になってきます。

Zen Go Synergy Core USBをサウンドハウスで見る

リフレクションフィルター

最後は環境によって必要な道具、リフレクションフィルターです。宅内の録音環境だと家によっては反響音が影響してボーカルの編集がしにくかったり、結果的に音質やクオリティに大きな影響を及ぼすことがあります。
そういった場合に反響音を抑え、綺麗な録音を補助してくれるリフレクションフィルターを用意するのも選択肢です。

「用意しないと録音ができない」といったものではないですが、録音環境が酷い人だと、全ての高級機材やマイクを無駄にしてしまっているケースもあるので録り音の状況によっては用意してみましょう。
あと、ほんとに若干ですが防音効果もあります。集合住宅で歌う場合はあったら気休め程度ですがトラブルが減るかもしれません。

以上がボーカル録音に必要なモノでした。

宅録の費用を稼ぐには

いろいろ紹介しましたが、宅録をするには初期費用がかかります。最初だけではありますが、いきなり用意できるものではありません。音楽的な収入が少ない場合は、ライブの物販を拡充したり、ファンクラブを用意するなどを忘れずに行っておきましょう。
また、ネットのライブ配信に挑戦して少しでも費用を用意するのも選択肢です。

詳細な記事を↓にまとめていますので、参考にしていただければと思います。

まとめ

  • 共通で必要なモノ・・ある程度のPC。24/192対応のDAWソフトとオーディオインターフェイス(2inでファンタム電源があるもの)。
  • ライン録り楽器・・プラグイン音源だと編集がしやすい。ハードウェアにこだわるとライブでも使える。
  • マイク録り楽器・・コンデンサーマイクとショックマウントにポップガード、スタンド。状況によってはリフレクションフィルター。高いマイクを買うなら高いオーディオインターフェイス用意した方が良い。

こんな感じですね。オーディオインターフェイス+DAWで2万。PC中古で5万でライン録りは完結できそうです。レコスタの予算があったら買っちゃうと今後の製作も楽ですよ。

ここまでの道具でレコーディングは完璧に出来ると思いますが、MIX・ボーカルエディット・マスタリングは出来ません。録音データをCDクラスの音質に引き締めるためには適切な技術とソフトウェアの利用が必要です。

MIX系のプラグインを揃えると数万円するうえ、知識や経験がないとソフトだけで手軽に作れる・・とはいきません。なので知り合いのエンジニア経験者に頼むか、知り合いにいなければココナラで依頼するのも手段です。

ちなみにココナラなら、ジャケットや歌詞カードなどのデザイン依頼も安価に済ませられます。登録者向けの割引クーポンは定期的に配っているので登録は済ませておきましょう。

ココナラ

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最後までご覧いただきありがとうございました。当ブログはバンドや音楽活動・配信活動に関わる知識・経験を記載しています、興味がある方は他の記事もチェックしていってくださいね。