【配信者向け】AndroidでAG03と接続する方法【OTG】

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こんにちは、さにれたです。
このブログではライブ配信のコツや始め方、音楽活動のコツ
そして、機材についての初心者向けの解説などをまとめています。

Twitterで相談を受けた以下内容について検証していきます。

AG03ってAndroidには本当に対応してないの?

実際に検証してみたよ!

AG03はYamahaの配信者向けミキサーで配信者に大人気の配信機材です。ただ、メーカー公表ではPC・iPhone・iPadにしか対応していない模様です。でも、AndroidユーザーもAG03を使いたい人は多いと思います。
なので今回はAndroidでAG03が使えるかどうかを検証し、実際に接続ができたため検証結果含め、方法を記載させていただきます。

この記事で分かること
  • OTG接続でandroidと接続する方法
  • 接続した際の音源チェック
  • 検証結果からみる結論

今回はOTG接続での接続をしています、もしOTG接続が何なのか分からないという方は、↓の記事を先に読むことをお勧めします。

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OTG接続でandroidとAG03を接続する方法

では早速、AG03とAndroid端末を接続する方法を解説していきます。3つ用意するものがあります。

OTG接続対応スマホを用意する

まずはOTG接続スマートフォンを用意しましょう。いま利用しているスマホがOTG対応かどうかはGooglePlayストアにある『USB OTGチェッカー』という無料アプリを使うことで診断できます。
インストールして起動するだけで診断可能で、特に操作は不要です。

以下のようなチェックマークの画像が表示されればOKです。

今回の検証ではXiaomiRed mi Note 10 Pro(AndroidベースOSのMIUI12.5.6)とHuaweiP20Lite(Android 9)を使用して検証しました。

次に接続ケーブルを用意します。

OTG対応のケーブルを用意する

USB変換ケーブルの中でもOTG接続に対応しているものを用意しましょう。今回の検証で実際に利用したのは以下の2つのケーブルです。

↑一つ目のこちらは充電機能のついたものです。iPhoneのUSBカメラアダプターに似ています。

↑二つ目は充電機能の無いOTGケーブル。ただ、OFHC 連続キャスト銅製で、材質にこだわり音質の劣化が起きにくい製品です。
PD充電しながらのUSB接続に対応していないスマホは多いのでこちらの方が対応機種は多そうです。

ACアダプターを用意する

3つ目に必要なモノはACアダプターです。
AG03はスマホやPCと接続するだけで給電できる『バスパワー』という仕組みがありますが、今回検証したところバスパワーだとコンデンサーマイクのためのファンタム電源が安定せずかなり危険だったためアダプターを用意し、『セルフパワー』で起動するほうが良いと感じました。
今回検証で利用したACアダプターはこちらです。

ずいぶんかわいい充電器だね?

条件にあった充電器で国内メーカーだと選択肢が少なくてさ・・。

AG03用の充電器を用意するときはmicro-B端子で、0.5A以上、5Vのタイプのものを選びましょう。

各機器を接続する

接続方法はほぼ同じですが、念のため確認しておきましょう。

接続順

【Androidスマホ】

【iFI Audioケーブル】

【USBケーブル】


【AG03】

【充電器】

上記のような接続順になります。充電機能付きのOTGケーブルには充電器を繋げたのですが、動作が不安定なのでそこには接続せず、今回はAG03にのみ充電器を接続しました。

AG03をOTGケーブルで接続した結果&音質チェック

ではいよいよ検証結果と接続できた場合の音源を記載していきます。

Red mi Note 10 Proの検証結果

XaomiのRed mi Note 10 Proというスマホに接続しました。
配信アプリSpoonのCast機能を利用して
リスナーが聴くのと同じ環境を再現して録音しています。
まずは充電機能付きのACアダプターから

接続成功です。エフェクトもしっかり乗っています。
ただ、音声の途中でブツブツと途切れるようなノイズも乗っていますね。

このままだと配信中のノイズが気になるリスナーも多そうです。

続いてiFI AudioのOTGケーブルでテストしてみました。

ブツブツとしたノイズが軽減され、全体的なホワイトノイズも減少していますね。
Newmal Xの時の検証結果よりもOTGケーブルの性能差が大きく出ている感じがします。

もう少し検証していきます。

続いて、録音アプリBandlabでの録音テストです。まずは充電機能付きのOTGケーブルから見てみましょう。

ブツブツしたノイズは完全になくなり、全体的なノイズ量も軽減されましたアプリ環境によって音に変化が見てとれます。ギリギリ宅録できる程度の水準になってきましたね。

iFI audioのOTGケーブルBandlabでの録音結果も見てみましょう。

iFI audio製のOTGでもブツブツノイズなどは完全になくなり、録音作業に使うなら問題なさそうですね。Bandlabでの録音結果ではケーブルごとの差はあまり見られませんでした。

P20liteの検証結果

続いてP20Liteで録音テストを行ったのですが、残念ながらどのような接続、アプリ変更を試しても接続できませんでした。
念のためスマホ、AG03をを再起動したり、接続機器を最小限にしたり等、トラブルシューティングも試みたのですが私の環境では接続不可という結果に終わりました。

iPhoneとの音声比較

iPhoneとRed mi Note 10 Proの音声比較もしてみましょう。

まずはiPhoneの音声データから見ていきましょう。

AG03側での音量設定などは全く同じですが、比較するとiPhoneの方は音量がかなり小さく、実際に使うにはGainをもっと上げる必要が出てきますね。Gainをあげるとノイズが乗りやすいことを考えると意外とRed mi Note 10 Proの方が使いやすいかもしれません。
また、音量が小さいためリバーブエフェクトもこの設定だと僅かにしか感じ取れません。

録音した音源をCubaseのノーマライズで音量を上げて聞いてみましょう。

Red mi Note 10 Proと同じくブツっとした音がたまーに入りますね。(30秒付近など)音質的な結果はAG03で音量調整すればほぼ変わらないと感じました。(最終的にiPhoneの方が最大音量が足りない結果にはなりそうです。)
念のためもう一度Red mi Note 10 Pro&iFI Audioの音を確認してみましょう。

3秒付近にブツっとしたノイズがありますね。ただ、iPhoneの結果を見る限り、Red mi Note 10 Proも音量やGainを下げることでもしかしたら聴感上改善する可能性は十分ありそうです。

ひとまずここまでの検証結果で結論を出していきましょう。

結論

YamahaAG03とAndroid機器のOTG接続ですが、
出来る機種と出来ない機種がある。という結果になりました。

さらにネット情報ですが、Google Pixcel、Galaxy、Xperiaなどのシリーズで動作したという情報も多々見られました。

もちろん、Android機種自体やOTGケーブル等の機器ごとの特性や相性によるところが大きく、綺麗な音質で接続できるかどうかは保証が出来ませんが、少なくともRed mi Note 10 Proではまずまずの結果が生まれそうですね。

上記以外の機種だとOTGだからといって必ずしもAndroidと接続できる保証はありません、不安な方は素直にPCかiPhone繋ぎましょう。

ただ、iPhone自体の高さや、iPhone用のUSBカメラアダプターは5000円とかなり高額なため、Red mi Note 10 Proを安く手に入れるのも良いかもしれません。
私はBiglobeモバイルへの乗り換えで購入しましたが2万円のポイントバックがあったため実質1万円ちょっとで購入が出来ました。
丁度もし機種変更のタイミングであれば機種変更+AG03とOTGケーブルを接続すれば、すぐ機材配信ができるようになるのでオススメです。

↓興味がある方は以下リンクから見ていってください。キャンペーンや販売しているうちに確保しましょう。

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また、Red mi Note 10 Pro以外の機種でも接続をしたい場合はNewmal XがAndroidの対応機種の幅が広そうなので、選択肢に入れてみると良いかもしれません。P20liteとも接続できましたので対応幅はかなり大きいと思われます。以下の記事で音質チェックが出来ます。

まとめ

今回はAG03とAndroidの接続方法と検証結果を記載いたしました。Androidで配信を考えている方の参考になれば幸いです。

他にも様々な実音・実機検証をしているのでよければ他の記事情報も見ていってください。

↓AG03の使い方解説ページ

↓今回検証で利用したコスパの良いマイク

↓2022年5月にリリースされたばかりの配信アプリ、実際に配信してみた。