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Newmal XはOTG接続できるのか?実際に接続してみた

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こんにちは、さにれたです。
このブログではライブ配信のコツや始め方、音楽活動のコツ
そして、機材についての初心者向けの解説などをまとめています。

今回はTwitterで見かけた内容から記事を書いています。

Newmal XってAndroidとのOTG接続対応なのかな?

実際に検証してみたよ!

USBクラスコンプライアント対応機ですので基本的には対応していると思われますが、メーカー側でのAndroidの利用方法は4極接続のみ、とのことです。
OTG接続ができれば音質は格段によくなるはずなので動作を確認していきたいところ。
今回はAndroid 2機種とOTGケーブル2種類を利用して接続テストをしてみました。

結論からお伝えすると、Newmal XでOTG接続はできました!

ただ、いくつか注意点があるのでandroidでNewmal Xの利用を考えている方はこちらの記事を最後まで見ることをお勧めいたします!

この記事で分かること
  • OTG接続とは何か
  • Newmal XでのOTG接続テスト4例
  • iPhoneとの音源比較
  • 検証結果からみる結論

なお、Newmal XのPCからの音出しチェックや購入時レビューが気になる方はこちらの記事も合わせてご覧ください

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OTG接続とは

まずはOTG接続についておさらいしましょう。

OTG接続の概要

OTG接続はUSB接続の一種で、PC以外でもUSB接続機器同士で繋いで動作させることが出来る仕組みのことです。
例えば、USB接続のマウスや、USBメモリなどをAndroidスマホに接続して動作させることが出来るということですね。他にもカメラから直接プリンターへの接続など、いろいろなところで使用されています。

このOTG接続であれば、通常はPCからでないと接続できないオーディオインターフェイスに、スマホから直接接続できるということですね。

OTG接続と4極接続との違いは?

Newmal XのメーカーがでAndroidに行える接続として保証しているのは4極プラグによる接続です。この4極プラグによる接続はアナログ接続と呼ばれ、OTG接続はUSBによるデジタル接続になります。アナログ接続で音声データを伝送すると音質が劣化し多量のノイズが乗るため基本的に配信などでは使われません。

また、以下の記事でOTG接続について細かく解説しているので、より細かく知りたい方は見てみてください。
自分のスマホがOTG接続できる機種かどうかを確認する方法も載せています。

Newmal X、OTG接続の検証環境

今回検証で使用した機材について記載しておきます。

ケーブル以外の使用機材と環境

今回の検証内容は以下の環境で行っています。

  • マイク:BY-M800
  • 使用スマホ:Red mi Note 10 Pro(AndroidOSベースのXiaomi独自OS MIUI12.5.6)、P20Lite(Android 9)、iPhoneSE(14.7.1)
  • 録音方法①録音ソフトBandlabを利用し録音
  • 録音方法②配信アプリSpoonのCast(音声アップロード機能)を使用しウェブから再録音
  • 特に防音などではない自宅でさっくり録音
  • 編集作業は一切なし、原音そのまま
  • Newmal Xの設定はずっと同じ
  • 2種類のOTGケーブルを使用

マイクは安価で配信者が使用して良そうな価格帯&当ブログでレビューもした事があるBY-M800を使用。
スマホはAndroidとAndroidベースの独自OS、iPhoneの3機種での検証になります。こちらも入手しやすい安価なモデルです。
録音方法①のBandlabはレコーディング機能があるソフトで、スマホで宅録をしたいユーザー向けの検証となります。
録音方法②はSpoonユーザー以外には分かりにくいと思いますが、ざっくり言うと配信を聴くリスナー視点での音チェックになります。配信者向けのデータですね。

アプリによって音質が変わることはあるの?

あるみたい!音声データを送った際にアプリ側で圧縮したり、音質を調整することが多いね!

そして、噂ですがケーブルで音質劣化が起こる可能性があると聞いたため、OTGケーブルは2種類用意し、OTGでの音の違いがあるかどうかも検証してみました。

検証で使用したOTGケーブル

今回検証で使用したOTGケーブル一つ目がコチラです

通常のUSB(A)の差込口からUSB type Cへ変換するケーブルですね。もちろん、通常の変換ケーブルではなく、OTG接続に対応のものになります。ifi Audioというブランドでオーディオ接続を想定し、ケーブルの素材にこだわった製品です。純粋な OFHC 連続キャスト銅製で、クリーンなサウンドを手に入れられるとメーカー説明では書かれています。 編組ケーブルとセラミック仕上げによる耐久性も魅力的です。

そして二つ目がコチラ!

通常のUSB(A)の差込口と、USB type C の充電差込口と機能付きのケーブルがあるタイプです。iPhoneのUSBカメラアダプターに形が似てますね。Amazonでよくある無名のメーカーのやつです。耐久性や品質には難がありそうですが値段は安いです。

今回は分かりやすくするために、このケーブルを『充電付きOTG』という呼び方にして検証を進めていきます。

Newmal XをOTGケーブルで接続した結果

さて、いよいよ検証結果を見ていきましょう。

充電付きOTG + Red mi Note 10 Pro

充電機能付きOTGケーブルを利用し、XaomiのRed mi Note 10 Proに接続しました。このスマホはAndroidをベースにした独自OSを利用しておりますが、通常使う分にはほとんどAndroidと同じ使用感です。

まずはレコーディングソフトである「Bandlab」を利用して録音しました。聞いてみましょう。

ホワイトノイズが乗っていますね。でも、しっかりOTGケーブルで接続できており、エフェクトもかかっています。
録音したデータを、iztope社のRXと呼ばれる音のアナライズが出来るソフトでノイズ量等を解析していきます。

高域がばっさりなくなっています。また、ノイズもかなり色濃く出ている状態ですね。
接続はできるけど若干厳しいか、といったところ。
次にこの状態で配信アプリでの録音テストをしていきます。

配信アプリでの音質でも聴感上そこまで変化はないですね。相変わらずホワイトノイズが乗っています。念のためRXで確認しましたが、ほとんど同じ結果になりました。配信アプリでのほうだとプツッと途切れたようなノイズが何度か鳴っています。

ifi Audio OTG + Red mi Note 10 Pro

次は音質にこだわっているifi Audio社製のOTGケーブルRed mi Note 10 Proの接続をしていきます。
まずはBandlabの録音データから聞いてみましょう。

若干ノイズに変化があったような気がしますが微妙な差ですね。
RXで見ていきましょう。

充電付きOTGと比べるとほんのわずかですがオレンジ色のノイズ部分が薄い箇所が見られますが微々たる差ですね。聴感上もそこまで変化はないです。
配信アプリでの検証も同じような音質でした。

こんな感じです。やはりノイズが結構気になりますね。OTGケーブルによる差や配信アプリを利用したことによる音声の差はほぼありませんでした。
続いてAndroid 9のP20Liteを見ていきましょう。

充電付きOTG + P20lite

次は充電機能付きOTGケーブルと、少し昔の製品ですが、HuaweiのP20Liteを利用して接続してみました。

Bandlabで録音テストした音はコチラです。

Red mi Note 10 Proと比べると、ノイズは少ないですが同じ設定で音量もかなり下がりました。機種による違いが発生していますね。同じくRXでノイズをアナライズしていきます。

音がかなり細いですね。ちょっとさすがに音量不足に陥りそうな感じがします。
Red mi Note 10 Proと比較するにあたって、NewmalXの設定はいじらなかったのですが、このままだと比較が難しいので、これを、Newmal X側の設定で音量を持ち上げたと仮定してRXのGain機能で19dbほど音量を持ち上げ、どれぐらいノイズが増えるか見ていきましょう。
(※ちなみにNewmalXの録音時のinput音量設定は2時なのでもう少しあげれます。)

↑このような結果になりました。ノイズはかなり少ないですね。Red mi Note 10 Proの時に減衰していた高域もほとんど聴感上問題ない部分しか減衰していません。圧倒的に音質はP20liteの方が良さそうですね。

最後に配信アプリでの聞こえ具合の確認です。

音量は、やはり小さいままです。ただし、エフェクトも問題なくかかっており音質もきれいですね。

ifi Audio OTG + P20lite

次はifi Audio OTGケーブルP20Liteを接続して音を確認していきます。

まずはBandlabでの録音データを聞いてみましょう。

間奏。RXでアナライズをしていきましょう。

似たような結果ですね。音量はやはり細いです。持ち上げてノイズ比較していきましょう。
同じくRXのGain機能で19db持ち上げます。

かなり微妙な差ですが、充電付きOTGと比べるとノイズが少なくなっているのがわかります。
ただ気を付けて聞いて分かる程度の差ですね。

念のため、配信アプリでの聞こえ具合の確認です。

配信アプリ上でも聞こえはいい感じですね。

iPhoneSE+純正カメラアダプターでの接続テスト

最後に、iPhoneSE(2020)とapple純正カメラアダプターでの接続テストです。
Bandlabでの録音データが破損してしまったため、Spoon Castのみの音声データになります。

P20liteと同じぐらい音量は小さめです。まずRXで見ていきましょう。

P20liteと同じようにゲインを19db上げて、ノイズの増え具合をみていきましょう

比較すると、高域の減衰具合はP20liteと同程度ノイズ量は微弱な差ですがP20liteよりもiPhoneの方がノイズが多い結果になりました。

結論

OTG接続は可能!基本的なAndroid OSやAndroidベースのスマホであればNewmal Xとの接続は可能です。
OTGケーブルによる音質の差についてですが、若干はあるものの、そこまで大きな影響はないように感じました。
それに加えて、Androidの機種によって接続時の音質に変化が大きくあることも判明いたしました。
機種によってはiPhoneよりもノイズの少ない配信が出来る可能性もあります。

ただしもちろん、他のAndroidではオーディオインターフェイス側との機器相性によって接続できないという状況も起こりうる知れません。
OTGだからといって必ずしもいい結果が得られる保証はないので、くれぐれも自己責任で利用していきましょう。

今回検証に使用した機器

オーディオインターフェイス

まずNewmalXです。これは本当にコスパ神ですね。付属ケーブルが優秀過ぎます。
音質や設定の小回りの部分ではAG03等に負けますが、接続しやすさから、Androidユーザーにとっては選択肢になるかと思います。

スマートフォン

Red mi Note 10 Pro


次に、検証に使用したスマホの入手方法を最後に記載していきます。

まずRed mi Note 10 Proです。
今回のOTG接続の検証結果ではあまりいい結果が出ませんでしたが、カメラやスペックが相当良いスマホなので普段使いにオススメです。
入手方法は直接購入もアリですが、ビッグローブへの乗り換えができる方はそれが一番安上りでしょう。(私もビッグローブで入手しました)
乗換兼、端末購入をすると各種サービスに加え、2万円ポイントの還元があります。(翌月にログインするだけで通信料金の支払い等に使えます。)Red mi Note 10 Proはビッグローブでは34000円ぐらいと安く販売しているので実質1万円ちょっとで乗換可能で安いです。
また、早期解約をした場合の解約金も1300円ぐらいだったので乗り換えて損はないかなと感じて変更しました。一応↓にリンクを貼っておきます。(2021/10月時点)

【BIGLOBEモバイル】お得な特典実施中

P20lite

P20Liteはもう携帯会社で販売されていないのでAmazonなどで定価3万円で購入するという選択肢になりそうです。
いろいろ調べたところニコスマという中古スマホ市場でiPhoneやP20liteの上位モデル、P20Proが中古販売していたのでそのあたりを狙うのも良いかなと感じました。こちらもリンクを貼っておきますので興味がある方は見てみてください。

まとめ

今回はNewmal XのOTG接続テストを行いました。結果的にスマホ自体の性能や相性による部分が大きいみたいです。
ただ、NewmalX自体はandroid全般に接続できそうな雰囲気がするので、Android配信者の希望の星になるかもしれません。

他にも様々な実音・実機検証をしているのでよければ他の記事も参考にしてみてください。

今回検証で使用したマイクはコチラ↓