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レコスタと宅録の違い。それぞれのメリットとデメリットを解説

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宅録でのセルフレコーディングを解説

続いて宅録の特徴を解説していきます。

宅録でのセルフレコーディング概要

宅録自宅などでレコーディングする方法です。ギターやボーカル、ピアノや、人によってはドラムも宅録する人はいます。

方法としては、家に録音環境を用意してレコーディングしていきます。必要なモノは楽器にもよりますが、マイクや各種ケーブル、オーディオインターフェイス、PC、DAWソフトが基本になります。

最近はエレキギターやエレキベース等のライン録りできる楽器はプロアマ問わず宅録の比重が多いです。

宅録でのレコーディング予算

時間によって費用が掛かることはないので、基本的には初期投資のみです。何をレコーディングするかによって変わりますが、無いものを買う感じですね。道具がそろえば費用はゼロです。

PC+オーディオインターフェイス+DAWソフトが共通で必要ですが、PCを持っていれば要りませんし、DAWソフトはオーディオインターフェイスに付属してたりするので意外と安く済みます。

以下の記事で宅録で必要なモノをまとめていますので、参考にしてみてください。

宅録のメリット

お金を気にせず時間をかけれるところが最大のメリットです。演奏が上手くなくても時間をかけて編集ができればいくらでもごまかしようがあったり、満足いくまでテイクを録りなおせます。自宅というリラックスした環境でレコーディングできるのも大きいですね。

たしかに、演奏をいっぱい聞いているエンジニアさんに聞いてもらうの緊張するかも!

まぁうまくない人の演奏も聞きなれてるとは思うけど、緊張はしちゃうよね!

初期投資だけで済むのと、自宅で思い立ったらすぐ録音できるという製作速度は現代の音楽制作でほぼ必須と言えます。将来的に音楽を仕事にしたい人は宅録環境を整えていきましょう。
特に、奏者の少ないマニアックな楽器は宅録が出来る人に仕事が回ってきます。というか、宅録できなければ演奏の仕事が取れません。

宅録のデメリット

住宅環境や録音する楽器によっては騒音で苦情が来たり、周辺の騒音(車の音や雨など)で満足のいくレコーディングが出来ない可能性があります。

ドラムなど振動が激しい楽器は、集合住宅での宅録がほぼ不可能といっても間違いないです。

また、マイク等の機材を自前で揃える必要があるのですが、レコスタと比べるとやはり品質が劣るモノを使わざるおえないので、クオリティに差が出ます。

とはいえ、今はエレキギターやベース、エレクトリックピアノ、ボーカルまでほとんど宅録で済ませる人は多いです。
アンプからの音を拾わない、いわゆる『ライン録り』するエレキギタ―やベース等は宅録と変わらないのでレコスタを使う意味はないのですし、
また、マイクも安価でそれなりの品質のものが増えてきているのは大きいでしょう。当ブログでもいくつか紹介しています。→配信者向けにマイクを紹介した記事
また、音楽ジャンル的に声の加工を多めにする楽曲だと、マイクの質が最終的なリスナーの満足度に大きな影響を及ぼさない・・というのも大きいですね。

うーん、結局どうしようかなぁ。ドラムもいるし高いけどレコスタかなあ?

どちらも優劣がつけがたいよね!でもオススメの方法があるよ!

上記を踏まえて、管理人が実践しているコスパの良いレコーディング方法を解説します。

管理人のオススメするレコーディング方法

オススメの方法を解説していきます。

ドラムをレコスタで録音する

まず、BPMを合わせたプリプロを用意します。そして、ドラムはその音源とクリック(=メトロノーム)にそって練習してもらい、レコスタでドラムのみを先にレコーディングします。

宅録環境がほぼとれず、マイキングも難しいドラムです、ほぼ確実にレコスタになるでしょう。曲数によりますが、1日2日などかけて一気にドラムのみレコーディングします。そして、ラフミックス(聞こえが良くなるように混ぜたもの)やパラデータ(マイクごとの音データで複数トラックに分かれているもの)などを書き出してもらいます。

エレキギターやピアノの宅録をする

ラフミックスのドラムデータを元に、ベース、ギター、ピアノなど宅録できるモノはすべて宅録していきましょう。宅録はしっかり順番に重ねて作っていきます。いくらクリックがあってもノリなどが合わなくなるので必ずベースから順番に録りましょう、一斉にやっては失敗します。

そして全パートのレコーディングや調整が済んだらボーカルレコ―ディング用のラフミックスを作り、各楽器のパラデータと共にレコスタに持ち込みます。

ボーカルをレコスタで録音する

最後にボーカルレコーディングを済ませていきます。宅録環境では難しい生楽器があれば、ボーカルの前に録音しましょう。

レコーディングが終われば、後は主旋律のエディット(ピッチ補正・リズム補正)やコーラスの録音を行い、各楽器のパラデータをミックス・マスタリングまでお願いして完了です。

宅録できる部分を宅録に割り振ることである程度費用を抑えることが出来ます。

また、ミックス・マスタリングやボーカルレコーディングも完全にセルフで行うというのもありです。その場合はドラムのパラデータをもらってきて、後はバンドメンバーで完成させていきましょう。

ちなみに、ドラムとボーカルをレコスタで録音した管理人のバンドの音源はこちら↓です。

同時に4曲ほど仕上げたのですが、ドラムはレコーディングスタジオ(エンジニア込み)、他の楽器は宅録、ボーカルは別のレコーディングスタジオで録音しミックスマスタリングもメンバーで行っています。環境があれば宅録でも何も問題ないですね。

さて、まとめていきます。

まとめ

  • レコスタ・・高いが音が良い。技術や品質が高く高品質。ドラムレコーディングはレコスタがいい。
  • 宅録・・・・時間や費用を気にしないでいい。自分で行える環境と技量が必要。ライン録り楽器は宅録環境を揃えた方が安上がり。
  • オススメの方法・・ドラムやボーカルをレコスタ、それ以外を宅録するとコスパ◎

以上がレコスタと宅録の違いでした。自分バンドの環境に合った方法でレコーディングしてみましょう。

また、バンドの録音予算が足りない場合はグッズを製作するのもありです。実際に制作した記事です↓

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