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『実物あり』オリジナルCDを作成する方法を解説

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CD製作手順

手順と言っても業者依頼をするかどうかも混ぜていくので人によって少しずつ選択肢が変わります。

CDへの音入れ(プレスorコピー)

まずCDに完成した音源を入れていきます。業者依頼をする場合は割高になりますが音入れから封入まで全て行ってくれるセットなどもあります。

業者依頼で完パケまで100枚5万円前後~

プレスと盤面印刷するだけでも100枚5万円程する業者がほとんどです。
そんな中でも特に安いサービスはみんなのプレス屋さんですね。『CDコミコミパック』はプレス、盤面印刷、ジャケット&バックインレイ&帯の両面フルカラー印刷、10mmケース、フィルムが付いてきます。これだけで完全に自動化したうえで5万円を切ってプレスができます。

ちなみに、100枚を5万円で製作し、1枚1000円で売った場合は利益率50%ぐらいです。
しかし、先ほどの込々パックは500枚依頼しても65000円程なので、一気に利益率が上がります。大量に売れる可能性がある場合は利率が上がります。注文と受け取りだけでCD製作完了です。

自力でCDコピーする場合 CD代のみ

自力で音入れやる場合の方法を解説していきます。(WinPCを利用しています、Macの場合は少し画面が違いますが大体同じです。)

まずは、iTunesのソフトをDLし、起動します。その後、音源の入ったマスターCDから曲をインポートしていきます。

iTunesに曲が入ったら、↑の画像を参考に一覧から入れたい曲を選択して右クリック、『プレイリストに追加』→を押します。製作するCD名を新規プレイリストの名前にして作成しましょう。曲の複数選択はパソコンのSHIFTやCTRLを押しながら選ぶと範囲選択や複数選択できるので楽です。

プレイリストに曲を入れたら、↑の画像を参考に、左側の項目から製作するCD名のプレイリストを選択→真ん中の画面に中身が表示されるので、プレイリストタイトルを右クリック(画像のFuture Forecastの位置)→『プレイリストからディスクを作成』を選びます。
この段階でプレイリスト内の曲に曲名などが入っていない場合は、先に各曲をそれぞれ右クリックして編集しておきましょう。

『プレイリストからディスクを作成』をクリックすると↑の画像のようなポップアップが出てきます。推奨速度はなるべく低め(とはいえ低くするほど時間がかかるので8-16倍あたり)にしましょう。そして必ずオーディオCDを選びましょう。
『曲の間隔』はトラック間の隙間に無音をいれるかどうかです。音源作成時に調整していれば「なし」を選びましょう。
そして、『CD-TEXTを含める』に必ずチェックを入れます。これをしないと曲タイトルなどが表示されませんのでお気をつけ下さい。
最後に、『ディスクを作成』をクリックします。これでCD-Rに書き込みが始まります。

一連の動作が完了し書き込みが終わった後は、必ずほかの媒体で再生が出来るかチェックを行いましょう。

CD盤面への印刷

次は盤面印刷の方法と費用の解説です。

業者依頼する場合 1枚100円前後

業者依頼する場合、「コピー+盤面印刷」「プレス+盤面印刷」「盤面印刷のみ」といった選択肢がとれます。業者に印刷のみ依頼をするというのはコスパが悪いので、CDコピーもあわせて依頼するか、ジャケット印刷なども依頼するのが良いかもしれません。

参考までにみんなのコピー屋さんだと、30-49枚のフルカラー盤面印刷+CDコピーで1枚当たり102円。CDコピーなしで96円です

30枚作成して3060円と2880円で200円程しか変わらないので、時間効率を考えたらコピーも依頼した方が早いですね。

自力で盤面印刷する場合

自分で印刷をする場合はプリンタの機能(レーベル印刷)を使って印刷します。私はエプソンのEP709Aを利用していますが、現在廃盤です。

EP-815Aあたりが現行機で近いモデルなのでリンクを貼っておきます。ただ、インクジェットでレーベル印刷ができるモノであれば他のものでも問題ありません。

業者依頼でそこまで費用もかかりませんが、後から印刷も自分で増版したくなったときは自力で作れた方が安上がりです。(少量生産だと高くなる&送料が都度かかるため)。またCDの納期は数日かかりますので、業者依頼は急に売れたときなどに対応しにくいです。

ジャケットやバックインレイの印刷・加工・裁断

続いて、ジャケット兼歌詞カードやバックインレイの印刷と加工です。紙の種類はコート紙で135kgぐらいのものが一般的に使われています。これは時間効率的にも業者依頼がコスパがいいので業者依頼しましょう

注意点としてはジャケットは二つ折りのものは4P(ページ)です。2Pだとペラ紙になりますので気を付けましょう。
バックインレイはCDの裏表紙にあたる部分です。サイズがジャケットと少し違い横長です。デザイン依頼をする場合はテンプレートサイズを確認しておきましょう。

サウンドプレスだと両面フルカラーで100部が1万円前後、200部でも14000円前後ですね。(送料は3000円以上無料のようです)

ケースにCDやジャケットなどを封入する

最後に封入です。一部でも自作をする場合、封入は確実に自力ですることになります。10mmケースやコート紙は指紋がつくと分かりやすいので手は必ず洗って油分や汚れを落としてから作業しましょう。あと、指紋を拭くクロスがあるとよいですね、メガネ拭きなどでも代用できます。

では、作業の流れを写真付きで見ていきましょう。まず、10mmケース・CD盤・ジャケット・バックインレイ・OPPフィルムを用意します。(OPPフィルム以外は新品ではないので少し汚れていますがご了承ください)

CDの必要道具をまとめて表示した画像

まず、10mmケースを開けていきます。まずは左上の縁を左手の親指と人差し指でしっかりつまみます。

CDの開け方(左手)

右手は右下の縁を持って後ろの角から2㎝ぐらいの位置を押します。

CDの開け方(右手)

親指は側面を抑えます。残りの指で軽く押すと簡単に外れます。

CDケースにバックインレイを入れるところ

するとケースが開くのでバックインレイを封入します。

折り加工が出来てない場合は定規とカッターで裏側にスジ入れして折り入れましょう。

バックインレイが入れ終わったらケースを戻し、↑の画像のようにCDとジャケットを入れます。ジャケットもCDも盤面の向きに注意して入れましょう。

最後にOPPフィルムに入れて終わりです。袋に入れてテープ部分をはがしてとめるだけですが、シワにならないように気を付けましょう。
慣れたら封入の一連の流れは丁寧におこなって1つ20秒程度で終わります。

最後のページでは制作数毎にオススメの方法を解説していきます。